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啓新セミナー

[2025年10月3日]

2年生の大躍進!

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。10月に入りました。急に空気感が変わり、すっかり秋のお天気ですね。少しずつ街路樹も色が変わり始め季節の移ろいを感じる毎日です。

 まだまだ日中は少し暑さが残るものの、朝晩は予想以上に寒く、我が家では早々に厚手の毛布が登場しました。こんな時季から毛布を登場させてしまったら本格的な寒さがきたらどうしようかと思うほどです。昼夜の寒暖差が激しい季節は体調を崩しやすいので、お体を大切にお過ごしください。

 中学生は定期テストの答案返却も完了し、ほとんどの学校で順位も発表されました。今回のテストでは、中学2年生の子どもたちの成績の伸びには目も見張るものがありました。過去最高の得点、順位を出した生徒が多くいたり、前回のテストで大躍進した生徒が今回も前回同様の結果となったりと、普通であれば「中だるみ」と言われ成績を落としがちな学年であるにも関わらず、頑張っている生徒を多く目にし本当に嬉しく思います。

 2年生に入り、一気に勉強に対する姿勢が変わり、しっかりと結果を残している子がいます。昨年までは宿題の提出状況や取り組み方などについて、毎回のようにいろいろと言わなければいけなかったのですが、まさに「人が変わったような」様子です。どんな心境の変化があったのかを尋ねると、仲の良い友人が頑張っている姿を見て、自分も頑張りたいと思ったとのことでした。

 そんな風に、自分の友人から良い影響を受け、「頑張るぞ!」と奮起する様子を見せる子はよくいますが、実際にその気持ちを行動にまで変えていける子は、それほど多くありません。テスト前にも、通常の授業やテスト対策授業の中で、間違えなおしをさせていると、何やらゴソゴソとノートを出しては何かを書き込んでいました。聞いてみると、間違えた問題を書きだしているノートを作っているとのこと。
 
 そんな風に行動できるとは本当に最高ですね! 親として比べてはいけないと思いながらも、同じ中2生の息子を持つ親としては、まさにその子の「爪の垢を煎じて飲ませたい!」と思ってしまいます。

 中学生だけでなく高校2年生の子の中にも、1年生の頃と比べ、勉強そのものに対する姿勢や、テスト前の取り組む姿勢に変化を感じる子がいます。この子の場合は、友達の影響というよりは、1年生の後半から本人の意思とは関係なく、週4コマ受講することになり、嫌々ながらも取り組んできた結果、自分でも驚くような定期テストの結果、模試の結果が出るのを体験したことが大きいようです。「必死にやれば結果が出る」というのを体験することで、試験に対する前向きさが出てきているのが感じられます。

 中学でも高校でも2年生の指導というのは本当に難しいものです。中学生であれば、「入試」というものを経験していない子が多いため、受検というものに対して現実味がなく、勉強への前向きな気持ちが芽生えにくいものです。高校生の場合は、分かっているんだけど・・・という感じでしょうか。

 そんな「中だるみ」の学年での学習の取り組み方は、その後の入試においては大きく方向性を左右します。特に中学2年生の場合は、この1年間にどのような学習をしたかが、志望校のランクを大きく変えることとなります。間もなく前期が終わりますが、後期も前期と同様に励むことによって、間違いなく昨年までの様子でいたら狙えなかったレベルの高校も狙える圏内入ってきます。せっかくの前期の頑張りを無駄にすることが無いよう、後期も頑張ってもらいたいと思っています。