[2025年10月10日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。今週の月曜日は中秋の名月、お月見でしたね。皆さんはお月見をされましたか?我が家では、お月見用の花と団子を買いました。今年はちょうど私は授業が無く時間の余裕もあったので、夕飯は月にちなんで、久しぶりにスコッチエッグを作りました。
実家の母が作るスコッチエッグは固ゆで卵だったのですが、私は断然、半熟派!スコッチエッグで半熟卵となると手間がかかるのですが、ちょっと気合を入れて作りました。
スコッチエッグを作るといつも思い出すのが、息子のいたずらお絵かきです。まだ息子が小さいころ同じようにお月見にスコッチエッグを作っていたのですが、スコッチエッグは結構手間も時間もかかります。その時もドタバタしながら必死に作っていたのですが、意外にいつもより息子のいる部屋が静かな事に気づき覗いてみると…、壁やふすまに結構な落書き大会を実施中。
まあびっくりしたのなんのって…。落書犯は御用となり、まずは説教からの証拠写真撮影、そしてお掃除となりました。自分がした落書きを指さし涙目でうつむく息子の証拠写真が残っています。スコッチエッグ落書事件と未だに語り継がれています。今年はお天気も良くきれいなお月様を見られるお月見日和でしたね。次は「後の月」と呼ばれる十三夜がお月見チャンス!今年は11月2日なので、こちらもまた夜に授業が無い日なので、お月見料理を気合を入れて作りたいと思います!
ここ最近、中学生の英語でも小学生の国語でも、数年前までは無かったような事に遭遇し驚くことが多々あります。どちらも同じ現象なのですが、ワークで解いた問題の×直しをする時に、必ず意味があやふやだったり、わからなかったりする言葉は辞書をひかせています。以前であれば、辞書をひくことで言葉の意味が理解でき、すぐに模範解答に近い答えが出るとまではいかなくても、それに近い答えが導けて、スムーズに直しが出来ていたのですが、最近では辞書をひいて意味を確認したにもかかわらず、なぜだかとんちんかんな答えを書く子が増えています。
多少なりとも答えに近づいていれば良いのですが、中には不思議なことに辞書をひけばひくほど解答から遠ざかる子もいるぐらいです。塾講師になって約30年、ちょっと意味が分からないなぁと頭を抱えていたのですが、そうした子どもたちに、なぜそのような答えに至ったのか?を細かく聞いてみてわかったのは、「辞書に書いてある言葉の意味がわからない」ということでした。なるほど、そう来るかと正直かなり驚いてしまいました。
確かに、辞書によってはちょっと言葉遣いが難しいものもありますが、子どもたちが使っているのは学年に合わせたものばかりです。そして、時には辞書引きでは、<意味>の欄に書いてある言葉の意味が分からなければ、さらにその言葉引き進めていく必要があります。ですが、つまづいている子たちのほとんどが、通常であればそこまでする必要があるとは思えない言葉ばかりなのです。ですので、授業の中では調べた言葉の意味がよく分かっていない子には絵を描いてみたり、子どもたちが知っていそうな言葉を探りながら説明を加えたりしています。
年々子どもたちの語彙力が低下していることは感じていましたが、ここ数年は特に加速度的に低下していることを感じます。大人が思う当たり前が通用しないということは何十年とこの仕事をして日々実感していると思っていましたが、まだまだ甘かったのですね。「これぐらい知っているはず」ではなく、こちらが思わないような言葉でつまづいているかもしれないという事を念頭に置いた指導をしなければいけないなと思いました。