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啓新セミナー

[2025年10月27日]

高校数学はキツイ

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先週は、プロ野球のドラフト会議があり、オイシックスから、能登投手、牧野投手、知念選手が指名されました。
おめでとうございます!
3人共、球場でプレーを見ていましたし、こんな50過ぎのおじさんにも笑顔で握手をしてくれるような気さくな人たちですので、我が子のように嬉しいですね。
これからが勝負だと思いますので、3人共1日でも早く1軍に上がれるよう、がんばってほしいですね。


中学生のテスト対策が続いています。
ほとんどの子がテスト範囲の基礎的な学習を終えて、学校のワークや応用問題に取り組んでいます。
まずまず順調です。
問題は高校生・・・
ゆっくりじっくり進んでいる学校・学年はいいのですが、びっくりするぐらいのスピードで進んでいる学校・学年もあります。
ある高校の2年生は、先週、数学Bの「?(シグマ)の計算」をやっていたと思ったら、今週には「数学的帰納法」が終わっていました。
子どもたちは、「たくさんあるので、できそうなところだけ(教えてください)・・・」というのですが、?の計算から数学的帰納法まででは、すべてが関係しますので、飛ばせるところはほとんどないのが現状です。
・・・?の計算が分からなければ、?を使った問題が解けない。
?を使った問題が解けなければ、それを応用した「階差(かいさ)数列」や「群(ぐん)数列」が解けない。
「階差数列」や「群数列」がスラスラ理解できないようなら、「漸化式(ぜんかしき)」が解ける訳がない。
「漸化式」が訳わからないのなら、「数学的帰納法」なんてお手上げ・・・
とるのです。

当塾に来ている高校生は、ほとんどの子が数学が得意ではありませんので、週1回の授業では、時間がまったく足りません。
高校生の解説は、小学生や中学生と違って、一言二言では済まない場合の方が多く、一問説明するのに、10分もかかることもよくあります。
一問説明して、それを理解して、その演習問題を解いて、また解説して、・・・
そんなことをしていると、1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
私も神様でも魔法使いでもないですので、一瞬で理解させることはできないのですが、それでも限られた時間でなんとかするのがプロの仕事であると思って日々取り組んでいます。
(でも結構きついです・・・)
定期テストを無視してじっくりがっちりやれればいいのですが、なかんかそういう訳にはいきませんからね。

でも、自分でできることは自分でやることも大事です。
・(解答解説や要点を)読んでOKにするのではなく必ず自分の手で書く
・理解できたことを自力で解けるまで繰り返す
・理解できないことはどこがわからないかを明らかにする
まだまだたくさんありますが、これらのことだけでも自分できちんとやれば、理解度や進み方が違ってきます。
それに、わからないところがはっきりしていれば、私の説明の仕方もかわってきますので、効率的です。

高校数学はキツイですが、自分でできことはたくさんあります。
1つでも2つでも自分でできることは自分でがんばろう!!