[2025年11月14日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。11月も中旬を迎え、我が家では早々とタイヤ交換をしました。まだまだ、この辺りでは冬タイヤが必要な時季ではないと思いますが、ここから何かと気忙しい日々となるので早めの冬支度です。
インフルエンザが例年より早く流行しているようで、近隣の学校でも学級閉鎖が出始めているようです。教室でもインフルエンザでお休みする生徒さんも出てきています。規則正しい生活をし、体調管理には気を付けて過ごしたいですね。
先日行われた定期テストの結果が出始めました。子どもたちの答案を見て、どんな問題での間違いか、どれぐらい取れているのか確認しています。保護者の方は戻ってきた答案用紙の得点を見て、不安に思うこともあるかもしれませんが、テストは得点だけでは良い・悪いの判断が出来るものではなく、平均点・順位などと合わせて総合的に判断をしていく必要があります。
細かい分析が私たちでしていきますが、国語の漢字、英語の単語などの「練習して覚える問題」で得点を落としているようであれば、基本の学習が不足しているといえます。是非、答案用紙を見られる際は得点だけを見て、「頑張った」「頑張らなかった」という判断をされないようお願いいたします。
中学生でも高校生でも、得点が伸びたり、学力が向上したりする子には共通点があります。それは、「人の話を素直に聞いて、まずは、言われたやり方をその通りにやれる子」です。学習の基本は、「人の話をきちんと聞くこと」です。授業の中で間違えた問題をやり直すとき、間違えたポイントを指摘し、解き方などを指導しています。再度チャレンジさせて確認すると、その前に指導したことと全く違うことをやっている子が何人かいます。
言われたとおりにやれない、もしくはやらない子の問題点は、
?話をきちんと聞いていないこと
?言われたやり方ではなく自分流のやり方をすること
の2点です。?の場合は、正しいやり方はわかったけれども、何となく自分流のやり方の方が「簡単=楽」に思うことが多いようです。
勉強でもスポーツでも、指導者が指導する方法をまずは「まねる」ことが大切です。子どもたちにもよく言うのですが、授業内で指導する方法は、その問題を解く最適、かつ最短の方法です。それを自分勝手にアレンジしたり、無理やり自分のやりやすい(と思っている)方法で通してしまえば、最終的には正解となるかもしれませんが遠回りで、無駄が多いことがよくありますし、そもそも正解に行きつかないことが殆どです。
以前、同じような塾の講師をしている友人と話していたのですが、勉強で伸びていける子の大事な要素は「素直力」であると。「素直力」なんて言葉、力があるか分かりませんが、「素直」である要素は学力向上に欠かせないものです。自分流を貫く信念は悪いものではありませんが、新しい事、知らない事を学ぶときには、いったん封印した方が良いと思います。
1つのテストの終わりは次のテストに向けての学習の始まりでもあります。次は学年末。範囲が広く、その分難度も高くなります。年度の終わりに向けて学習内容はどんどん難しくなってきます。まずは「しっかり話を聞き」、そして「素直になって言われたとおりに取り組む」ことを大切にして取り組んでもらいたいと思います。自分流のアレンジを加えたり、自分のやり方に固執することなく、頑張ってもらいたいと思います。