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啓新セミナー

[2025年11月21日]

定期テストを活用しよう!

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。寒い日々が続きますね。荒れた天気の日も増え、まさに新潟の冬到来!という感じです。早いもので、今週末は、指定校を含めた推薦の入試が行われる大学があります。塾生さんも入試を控えています。今までの努力が実を結び、しっかりと実力を出し切ってくれることを願っています。

 全ての中学校のテストの答案が出そろい、子どもたちにはテストの振り返りシートを書いてもらっています。一つ一つのテストを単に良かった、悪かったで終わらせるのではなく、次につなげていくために、それぞれの教科の取り組み、テスト結果を振り返り、次への改善策を考えることがテスト本来の意義です。

 振り返りを書かせると、毎回かなり時間をかけて書いている子がいます。自分の結果に真摯に向きかって反省点を考えることはとても大切なので、じっくり取り組んでもらうのは良い事なのですが、大切なのは、次に向けた一手を打つべく行動することです。時間をかけて書いたとしても、その反省点がいかされず、自分で考えた改善策を実行しなければ意味がありません。今のテストに向けた熱い思いを大切に、次の学年末テストに向けて備えて欲しいと思います。

 今週末から今度は高校生のテスト対策特別授業が始まります。高校生は中学生と違い、テスト範囲が出るのも直前ですし、教科によっては教科書準拠のワークがありません。また、何より教科数が多く、範囲もとても広いため、中学生以上に日々の取り組みが問われます。特に、英語では覚えなければいけない構文や単語の数が非常に多いため、高得点を取ろうと思うと、相当な時間をかけて取り組まなければいけません。

 幸いなことに英語は教科書に準拠したワークがあることが多いので、取り組むべき内容は明確なのですが、学校にもよりますが、そのワークの問題がそのまま出されることは殆どありません。これが中学との大きな違いではないでしょうか。範囲のワークを解いている子は多くいるのですが、文法書の該当単元も問題演習までしている子は少数派です。得点を上げるためには、文法書も活用し、範囲の単元の文法事項をしっかり身に着けることは必須です。

 また、単語の範囲も指定されていますが、前回のテストからの約2か月分の小テストで取り組んだ範囲となるため、多ければおよそ300語近くが範囲となってきます。問題演習は出来ていても単語練習まで手が回っていない子が多くいます。今さらではありますが、英語学習の基本は単語にありです。中学の時と同様にきちんと単語練習をしてテストに臨みましょう。

 昨今の大学入試では、私立大学と国立大学では大きく異なりますが、大学全体でみると、推薦入試での合格者が増加傾向となっています。推薦型での大学進学を考えるのであれば、内申点を上げていくことは必須です。そのためには、毎回の定期テストは内申点を左右する大きな要因です。学年を問わず、いずれ来る入試を意識して、定期テストに向けた学習を大切にしてもらいたいと思います。