パソコン版を見る

啓新セミナー

[2025年12月1日]

比例は比例

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

今日から12月ですね。
今年もあと1か月。
今年の目標をほとんど達成していませんが、(というより、ほとんど忘れていますが・・・)新年度のパンフレット(案内)を作ったり、私立・公立高校入試直前対策講座や新中1中学準備講座の準備をしたり、・・・ 今年こそは、元旦から仕事をしなくてもいいように、着々と準備を進めています。
まあ、いろいろやらなければならないことや心配ごとはありますが、元気に年を越せればそれでいいですね。


先日、新津にある『新潟県埋蔵文化財センター』へ行ってきました。
お目当ては ↓

 img1

分かりにくいかもしれませんが、柏崎の『丘江(おかえ)遺跡』で発掘された金箔付きの木製塔婆です。
12世紀中頃から13世紀中頃につくられたもので、金箔付きは全国でも珍しく、金箔を用いることができるくらいの有力者が、柏崎にいたということを表しています。
すごいですね。
埋蔵文化財センターへは何回も行っていますが、何回行ってもおもしろくて、ついつい長居をしてしまいます。
前回のブログで上げた『阿賀野市歴史民俗資料館』もそうですが、新潟県内には、無料で鑑賞できるところがたくさんありますので、皆様もぜひ行ってみてください。
教科書で見るのと本物を見るのとでは、感動や記憶の残り方がぜんぜん違います。


現在、小学6年生と中学1年生が『比例・反比例』を学習しています。
中1生は、小学生の頃に、あれだけガッチリやったのに、「わからん」、「わからん」の連発・・・
小6生の方がよっぽどよくできています。

小6で習う『比例』も中1で習う『比例』もどちらも基本的には同じ『比例』です。
ただ、小6の比例の方が、単位量(1個あたり、1?あたり、・・・)を意識した内容になっているのに対して、中1で習う比例は、文字式や方程式を作って解くという意味合いが強いように思われます。

例えば次のような問題。
「3個で150円のお菓子をx個買ったときの代金をy円とする。このとき、yをxの式で表せ」
小6生なら、すぐに1個あたりのお菓子の値段(150÷3=50円)を求めて、y=50×x という式を作るのですが、中1生になると、y=150x、y=3x なんて式を作ってしまいます。
単位量がわかっていない(意識していない)からこのような式になってしまうのです。

比例は比例です。
中1の『比例・反比例』につまずいている人は、小6に戻る(小6のドリル解く)というのも1つの手です。
次の定期テストまで時間があります。
慌てず、焦らず、時間をかけて丁寧に復習をしてみてください。