[2011年7月8日]
夏休み前、中学生の保護者様なら定期テストの結果を見て、小学生の保護者様なら日々の学習姿勢を見て、夏休みの過ごし方を検討されていらっしゃるかと思います。
1年で最も長い夏休みを「どう過ごさせるか?」によって、『実りの秋が迎えられるかどうか??』が決まります。
さあ、ここで『親力』の見せどころです。この夏休みにしっかり学習させるには、初めの一歩を大切にしてください。
初めの一歩・・・つまり、学習に向かわせるための第一声のことです。
「○○ちゃん、この定期テストは何なの!!!こんなんじゃダメじゃないの!!!夏休みは塾に行きなさい!!」
と、思わぬテスト結果だと、つい熱くなって夏期講習へ強制収容なんてことに・・・。もしくは、
「うちの子のテスト結果、ひどいんです!!!夏期講習に行かせようと思ってます・・・」
と、お子さんが横にいらっしゃる状態で塾へホットライン・・・。
このような言葉を聞いたお子さんはどう思われるでしょうか??
当然、
―自分はダメだった・・・。 もしくは、親に勉強させられる・・・。
なんてことを思うようになってしまいますよね。
保護者の方々がお子さんの先々を心配し、その将来に役立つようにとふか〜い愛情のもと、一生懸命働いて塾へ通わせているにもかかわらず、
―塾にいってやるよ!! 勉強してやるよ!!
な〜んて、誰のための勉強だ〜!!とこちらが叫びたくなるようなことを言い出すことも・・・。(ー_ー)!!
これでは、せっかくの夏期講習やせっかくの教材も、ただの「道具」の一つにしか過ぎず、保護者の皆様が期待するような効果を生み出すことは難しくなります。
では、どうすれば・・・?
第一声を発する前に、べたではありますが深呼吸をしてください。
そして、何よりも冷静に順序立てて話すことなんです。
大切なのはこの3つ。
「今回の結果をどう思っているか?」
「今後どうしたいのか?」
「そのためには何をしなければならないのか?」
一つ一つ丁寧に話し合いをして今後の目標設定をすることが肝心です。しかし、子どもたちは勉強から逃げたい一心で、
「このままでいい・・」・
「別に・・・」
など逃げ言葉を発します。こんなときこそ『親力』を最大限に発揮するチャンスなんです。
親の思い、子どもに対する親の夢を話してあげてください。そして、社会の現状、今後の予想される社会の様子、社会で求められる人物像とは・・・などなど社会人だからこそ、大人だからこそ伝えられる情報をたくさん伝えてあげてください。
何度も言いますが、冷静に・・・落ち着いて・・・です。
そしてやってはいけないことが、お子さんの現状否定から入ることです。
大人でもミスや間違いを散々指摘された後ではモチベーションが上がらないのと同じです。
ほんのささいなことだな・・・と思われるかもしれませんが、そんなちょとした言葉一つで生活や気持ちを左右してしまう子どもたちを何人も見てきました。
子どもたちはちょっとしたことでやる気が出たり、なくなったりします。そして一番身近にいらっしゃる保護者様の言葉に一番敏感です。子どもたちって、しれ〜っとしているように見えても意外と気にしていますよ〜。(よく子どもたちから「こんなこと言われた」トークを聞かされましたから・・・)
3つのキーワードで、2011年の夏は今までと一味違う『親力』を見せてみませんか?
※なお、家の子はそんなやり方ではダメ〜っという場合はご相談ください。一緒に戦略を練ります!!お気軽に!