[2011年8月1日]
こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
啓新セミナーの夏期講習が始まって1週間が経ちました。子どもたちの中には、毎日来ている子もいて、たった1週間で40.5時間(2430分)も勉強した子もいます! 学校の授業以外でこんなに勉強したことないと本人たちも驚いていました!! 勉強量が多いのも驚きですが、日を追うごとに理解力が増していることにさらに驚いています!!!
中学3年生の数学は、8月の実力テストに向けた「1・2年の復習」と前期期末テストに向けた「平方根」を学習しています。ある生徒は、初日の「1・2年の復習」で、わからない問題は飛ばしていいと言ったら半分は空欄でした。それが2日目には、わからない問題は「整理と対策(中学3年間のまとめの問題集)」を、調べて解くようになり、3日目には空欄をがんばって埋めることができ、4日目には、合同の証明問題が自力で解けるようになりました。
最初その生徒は、証明問題に対して「無理」と拒否反応を示し、合同条件も怪しかったのですが、仮定・性質もきちんと使い分けて完璧に証明できていました。
自力で解けたことに感動したのはもちろんのことですが、それ以上に感動したことが、わからない問題をあきらめずに粘り強く、自分で調べて解いたことです。なんとかしようと必死に努力をするようになったのです。もちろん、他の教科に対しても同じです。
啓新セミナーの指導は、一人ひとり個別に対応していますが、先生がずっとべったりついていて、わからないことがあったらすぐに答えるようなタイプの指導ではありません。「限界まで自分で考えなさい。それでわからなかったら自分で調べなさい。それでもわからなかったら質問しなさい。」という指導を徹底しています。
子どもたちの成績が上がらない一番の原因は依存です。依存を許していると、子どもたちはいつまでたっても考えることをしません。考えることをしない子どもは、質問をしても、ただ「うんうん」と聞いているだけで頭に入れようとはしないのです。
我々塾の役目は、教え方を工夫してわかりやすい授業を目指すだけではなく、どうやったら子供たちが自ら考え解決できるようになるかを考えることが一番大切であると思います。
夏期講習はあと1ヵ月続きます。子どもたちと一緒に徹底的に『考える』夏にしたいと思います!