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啓新セミナー

[2011年8月22日]

あたりまえ♪ あたりまえ♪

こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

最近は涼しい日が続き、朝方あまりの寒さに目が覚めてしまいます。(戸を開けて寝ているのが悪いのですが・・・) こないだまでは暑くて目が覚めていたのに。人間の体は不思議ですね。(あたりまえか?)

先週HPをご覧になった方からお問い合わせをいただきました。少し遠くに住んでいる方で、わざわざ車で来ていただきました。お忙しい中にもかかわらず、ありがたく思います。

そのときのお話の中で、現在通われている小学校では、勉強に対してとても熱心で、宿題も多く、理科や社会の課題まであるそうです。宿題をやり切るだけで毎日たいへんだとおっしゃっていました。理科や社会の宿題を出している小学校は、あまり聞いたことがなかったので、びっくりしました。学校によって取り組み方が違うのだなと思いました。

小学校の取り組みということで、先日、知り合いの小学校の先生から、教科書が変わって授業がたいへんになったという話を聞きました。特に5・6年生は、今までゆとり教育の中で育っていたのに、いきなりハイレベル・ハイスピードになってかなり困っているそうです。しかも次から次へと新しいことを教えなければならないので、定着させる時間が全く足りないそうです。

しかし、話を聞いていると、現状にあせりを感じていろいろな手を考えているのは先生の方で、子どもたちや保護者の方はそれほど困っていないようでした。それはなぜか?人は集団の中で他人と比べて自分だけできない、自分だけ点数が悪い時に初めて「ヤバイ!」と思い努力をするものです。それが、集団全体ができないような状況では、「自分だけじゃない。良かった。」と思い、逆に安心してしまうのです。

人は自分より劣る人を見つけて安心したがるものです。これは子どもに限らず大人にも言えます。恥ずかしながら私もそうです。常に上を見続けることはたやすいことではないですが、私自身、常に上を目指していこうと思いますし、子どもたちにもそうなってほしいと思います。

常に上を見続けるために必要なのは環境だと思います。全員が目標を持って努力をし続けいているような環境ができると、そこに入った人も自然に努力をするようになります。私も今まで全国のいろいろな塾を見学させていただいて、環境が整った塾をたくさん見てきました。環境が整った塾は、一歩教室に入っただけで違いがわかります。雰囲気というか空気が違うのです。塾をお探しの方は、子どもたちが勉強をしている授業中の様子を見学させてもらった方がいいかと思います。授業中の雰囲気でその塾の良し悪しがわかります。

塾の環境を整えるということは「○○することがあたりまえ」という状況をつくることです。塾に来たらあいさつするのがあたりまえ。宿題をやってくるのがあたりまえ。英単語・漢字テストは満点を取るのがあたりまえ。解答・解説、辞書、参考書を調べるのがあたりまえ。・・・ 「あたりまえ」なことが多い塾の子どもは必ず成長します。

我々啓新セミナーも、新学期に備えてもう一度環境を見直し、1つでも多くの「あたりまえ」をつくっていきたいと思います。