[2011年9月26日]
こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
ここ何日か秋らしい日が続き、特に用が無くても外に出たくなります。秋は穏やかな気候で、食べ物もおいしいので大好きな季節です。
食べ物と言えば、最近、じゃがバターの上に塩辛をのせて食べているCMがとても気になります。じゃがバターも塩辛も好きですが、今までのっけて食べたことはありませんでした。おいしいのかどうかは自分でやってみるしかないですよね。さっそくチャレンジしてみたいと思います!
先週、中学生の前期期末テストの結果が返ってきました。みんな期末テストを目標に夏休みからがんばっていましたので、努力したなりの成果が出たと思います。特に2・3年生の点数の伸びが異常でした。前回の中間テストに比べ、5教科でなんと40点、60点UPしている子がいるのです!(中には100点以上UPしている子もいました!)平均点がまだ発表されていないので、単純に成績が上がったとは言えませんが、ほんとうにがんばったと思います。
2・3年生は1年生に比べ、テストには慣れているはずです。テスト前はどの教材を使って何時間勉強しなければならないか、経験的にわかっているはずです。しかしなぜ今回はこんなに点数が伸びたのか? 子どもたちは今までもテスト勉強はちゃんとやっていました。テストの難易度や出題単元の得意・不得意ももちろんありますが、今まで勉強しなくて上がらなかったのではなく、勉強していても上がらなかったのです。つまり勉強方法がよくなかったのです。勉強方法を少し変えただけで点数がUPしたのです!
勉強方法と言っても子どもたち一人ひとりの性格や理解度が違いますので一概には言えないのですが、以下のことに気を付けるように指導しました。
?同じ問題を2・3回繰り返す
?○付けのやり方を変える
?目標を時間ではなくページに変える
?についてですが、理科・社会のような暗記教科はワークを1回やっても、それをテストまで覚えておくことはほぼ不可能です。できた問題もできなかった問題も何回も繰り返すことで定着します。ですからワークの1回目はワークに直接書き込まずにノートにやることです。
?についてですが、子どもたちに○付けをさせると、間違えた問題は赤ペンで答えを写して「できました!」と持ってきます。ワークを埋めることが勉強だと思っている子が多いのです。啓新セミナーでは○付けがまだきちんとできない子には我々が○付けをしています。間違えた問題は説明を加えた後で、もう一度解かせます。自分の力で解けるまでやることが大切なのです。
?についてですが、これは大人にも言えることですが、時間ばかりかかって中身がない状態です。勉強すれば必ず成果は出るものです。勉強していても成果が出ないのは、時間ばかりかかって進んでいないのが原因なのです。「1日○時間勉強する!」という目標を「1日○ページ終わらせる!」に変えるだけいいのです。時間は目に見えませんがページ数は目に見えます。これならば勉強したつもりになることはありません。
他にもポイントがありますが、上の?〜?を実行するだけでかなり違うはずです。
今回のテストでは、全員が全教科得点UPしたという訳ではありません。5教科トータルで得点UPしていても点数が下がっている教科がある子もいます。次回のテストにつなげるためにも、我々講師も子どもたちもきちんと今回の振り返りをする必要があります。啓新セミナーでは、子どもたち一人ひとりと「振り返り面談」を行います。今回のテスト勉強を振り返り、失敗したことは訂正し、うまくいったことは続ける。単純なことですが、これがきちんとできるかどうかでその子の成長が決まります。振り返りをしなければ、時間が経つと何が悪かったのかも忘れて、また同じ間違いを繰り返してしまうのです。
今週は「振り返り面談」に備えて、まずは我々講師が子どもたち一人ひとりの学習状況・理解度がどうだったのかしっかり振り返りたいと思います。