[2011年11月18日]
学力向上を目指したとき、無視することができないのが『脳』との関係です。先日『小学生の脳に悪い親の習慣10』という見出しに惹かれ、「小学生の学力を伸ばす本?」を買いました。
脳に良い習慣と悪い習慣があることは知っていましたが、脳に良い・悪い『親の習慣』があることは知りませんでした。読んでみたら、「なるほどな〜」と思うことばかり。
<小学生の脳に悪い親の習慣10>
?「今しようと思ったのに」と子どもに言われると、しかる
?子どもの話を「あとで」と言って聞き流す
?学校の先生の悪口を言う
?きょうだいや友達と競争させない
?失敗したときしかりっぱなしでフォローしない
?テストの点数や成績が伸びないと怒る
?「できない」「無理」「たいへん」などの否定語を使う
?一度にたくさんのことを学習させる
?子どもの夢に「もっと上を目指したら?」とアドバイスする
?理由を言わずに、ただ「がんばれ」と言う
この記事を書かれた林 成之先生によると、『親が脳にいい習慣を行うと同時に、脳に悪い習慣をやめることで、子どもの本能と心を磨くことができる』そうです。また、【頭がいい=成績がいい】ではないとも。
確かに、学校の成績が良い子が必ずしも頭が良いということはありません。大切なのは、『自分で考える・調べることができる』ことだと思います。小学生から中学生までを指導していて、小学生のうちにいかに習慣づけ、興味づけができるか?また、我慢することができるか?が大切だなぁ〜と思います。
よく、「中学生になったら勉強に力を!」と言われる方がいらっしゃいますが、学習の基礎は小学生で確立するべきです。特に、国語の読解力や語彙力は中学生になってから急に身につけようと思っても身に付くものではありません。
小学生のうちに勉強以外の色々なことをトライさせることも大切ですが、そうした様々なおけいこ事と同様に学習をきちんとさせることも大切です。その後の中学・高校生活で学力が伸びるか伸びないかは小学生時期の過ごし方次第です!!
小学生は中学や高校のように定期テストがないため、なかなか正確な学力をはかるのが難しいですが、机に向かう習慣がついているか?自分で考えようとする習慣がついているか?は日常生活の中で把握することができるかと思います。親子ともに『習慣』をみなおしてみませんか?
最後に、「脳にいい習慣」も。参考にしてみてください(^O^)/
<脳にいい親の習慣>
?成果を気にしない
?先生や家族を尊敬する
?肯定語を使う
?ほめ上手になる
?なんでも全力でやる