[2012年2月10日]
上山中の期末テストまで1週間弱。1月30日から期末テスト対策講座を実施していますが、この期間中は通常授業プラス対策講座となるため、ほとんどの生徒がほぼ毎日、塾に来てくれています。今回のテストはどの教科も範囲がかなり広く、内容も難しい!!塾のプリント・ワーク・学校のワークを繰り返し繰り返しひたすら解きまくる!!という日々です。教室内は問題を解く鉛筆のカリカリカリという音、○付けのシャッシャッという音がえんえんと流れています。
開校当初からの生徒達はさすがに対策授業も3回目なので手慣ていますが、この冬から入塾してくれた生徒達は『え〜こんなにやるの〜!!!』と初めての体験にびっくりというかちょっとげっそり気味。
でも、最近ではテスト前にやるべき勉強とその方法とは何か?というのがわかってきたようで、宿題のやり方もよくなり、さらに入塾時よりも問題を解くスピードも速くなってきました。日々成長していく子どもたちの姿に驚きと喜びの連続です。毎日授業が終わると小躍りしたくなるぐらいです(*^^)v!
中学1年生のK君。【12月入塾 英語・数学を週に3コマ受講】
英語は中1の始めから学習の仕方がわからなくてつまづいていました。新しく学習する教科では、まずはどう勉強するのか?家庭・学校それぞれでどう学ぶべきか?がわからなければ、うまく学習を進めていくことができません。
英語という教科は階段状の学習なので、始めにつまづけば当然その後も、うまくいきません。気づけばどんどん学習は進んでいき、何をどうしたら良いかが分からなくなってしまうのが怖いところです。そんな場合、英語は中1の始めに学ぶbe動詞から戻って学習するしかありません。学校で学ぶ内容から離れてしまいますが、始めの段階でつまづいている場合は遠回りでも始めに戻って学習した方が、長い目で見た場合『結果』につながる学習となります。(※理科・社会のように単元ごとに区切って学習できる教科や、中2・3で英語につまづいた場合は対処方法が異なります。)
K君の学習は、中1の始めの内容まで戻って学習を開始し、1月からは平行してテスト範囲の単語・本文テストを実施していました。
『単語を覚える。本文を暗記する。』・・・大人からしたら当たり前に思うことだし、普通に感じるかもしれませんが、英語は日本語と違い文字の読み方と単語になった時の文字の音声が異なります。ですから、中1の始めで英語につまづいた生徒の多くが正しく単語や本文を発音することが出来ない状態になっていることが多くあります。
中学生ぐらいになると小学生時代とは違い「大きな声で発音する」ことが恥ずかしい年頃でもあるのであまり積極的に発音しない傾向にあります。そんなことも要因の一つとなり、【発音できない⇒単語・本文を正しく読めない⇒単語・本文を覚えられない】という状態になっていきます。
K君はまさしくそんな状態でした。しかし、毎回一緒に単語を発音したり、リスニングをさせたりと回数を重ねていくうちに単語を覚えるコツをつかんでいきました。ハードルが高かったのが「本文暗記テスト」でした。テストでは、とにかくほぼ全文が書けるようになって合格です。出来なければ何度も何度も同じ本文をできるまで繰り返し追試します。K君は今まで何度も追試をくりかえしてやっと合格してきていたのですが、今週の水曜日!!何と初めてのセクションの本文テストが一発合格!!そんな彼の頑張りに感動してしまいました(*^_^*)!!
中学2年のK君。【8月入塾 英語・数学を週2コマ受講】
入塾して半年。彼の英語力UPには心底感動してしまいます!!
1年生後半から英語につまづいていた状態で入塾。本人も「英語はダメ」と思い込んでいました。中1の後半内容まで戻すにはあまりにも内容が多すぎたため、まずは比較的取り組みやすい中2の単元から始め、英語に対する苦手意識を薄めていくことにしました。
やはり始めの頃は彼も単語や本文テストに苦労しましたが、何度もテストを重ねていくうちに自分なりに覚え方をつかんでいき、今ではテストに対する拒否反応は全くなくなりました。それだけでもすごく成長したなぁ〜と感じるのですが、ここにきてまた彼は大きく成長!!
中2の英語では【不定詞・動名詞】や【接続詞】など難度の高い文法事項が目白押しです。ある程度英語ができる生徒でもこの2つの単元を完全に理解しているとは言い難いぐらいです。ましてや中1の後半から中2の始めまでの文法事項が整理できていない彼にとってはまさに「なんのこっちゃ???」という単元。今回のテスト範囲はまさにその単元。一つ一つの文法事項を一緒に確認しながら問題演習を繰り返す、そんな日々でした。
なんだか最近、問題を解くスピードが急に速くなったなぁ〜と思っていたのですが、それだけでない!!【不定詞・動名詞】【接続詞】の問題がすらすら解けているんです!!
えっ!あんなに英語が苦手だったのに!?驚くほどです!!
半年頑張ってきた成果ですね。今では本人も『英語は大丈夫!!』というほどまでに自信を持てる教科になっています。そんな彼の姿に感動です(>_<)!!
学習は小さなハードルの連続で、しかも所々大きな壁があります。生徒も教える側の私たち自身も、その一つ一つのハードルや壁を超すのに辛く我慢しなければいけません。でもやり続ければ必ず超えていけます。ハードルや壁を必死に越えていく子どもたちの姿を見られることは本当に嬉しく、感謝すらしてしまいます。これからも子どもたちと一緒に頑張るぞっ!と気合の入る毎日です(^O^)/