[2012年2月20日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
今週もやはり雪ネタです!
もううんざり!!
木曜日までは春のような陽気で、「これでやっと雪が全部とけるな」と思っていたら、金曜日になったら、また一面真っ白な雪景色に逆戻り。
金・土は雪かきで、パンツまでびっしょりでした!
最後の寒波だという話ですが・・・
本当に最後にしてほしいです。
小学校の新指導要領改訂による学力格差についてのアンケート結果が新聞に出ていました。
アンケートに答えた小学校の教員868人のうち、40%の人が「学力格差が大きくなった」と答えていました。
学力格差が大きくなった理由が、数値的なものなのか、教員の感覚的なものなのかはわからないのですが、早い段階でつまずく子が増えているのは事実であるようだ。
ゆとり教育で下がった学力を取り戻すには、まだまだ時間がかかるのでしょう。
ゆとり教育のせいかどうかはわからないのですが、必死に考えなくなった子が増えてきたように思えます。
子供たちは、問題を解いてわからないときに「わかりません」といいます。
すごく当たり前のことです。
わからない問題をわかるようにするのが我々の仕事ですから、その質問に答えることは当然です。
しかし、「ほんとうに必死に考えたのか?」と聞きたくなることが多々あります。
その子が解いた問題をみると、問題文にアンダーラインを引いたあとも、図をなぞった跡すらなく、なんにも書いてないのです!
「考えた」というよりは、「問題を眺めた」だけのような気がします。
わからなくても、せめて線を引くとか、○を付けるくらいの努力をしてほしいものです。
そういうことをしないと、そのうち、『わからない』が口癖のようになって、なんでもかんでも聞きまくって、いつまでたっても自分で理解しようとはしないのです。
そういう子は、結局、成績が上がらないのです。
気軽に質問に答えることは、その場はいいかもしれないが、子どものためにならない。
自分で教科書や辞書を調べたり、解説を写したりして、手を使って努力しなければ力は付かない。
子どもたちの学力向上には、まずは『努力すること』を教えなければいけないと思います。