[2012年2月24日]
学年末テストが終わりました。インフルエンザの影響で遅れ気味ではあるものの、少しずつテスト返却が始まりました。どの生徒も嬉しそうに答案用紙を持ってきてくれるのが、日々の楽しみになっています。
今回はどの学年、教科もテスト範囲が広く難度も高い範囲だったので早めに『テスト対策授業』を開始したのですが、それが功を奏したようで結果につながっています。
20〜30点UPの90点越え!!
昔からの塾生だけでなく、この冬に入塾した生徒でもきちんと良い結果がでました。時間をかけてしっかり対策した効果はもちろんのこと、やはり生徒本人の「○点とりたい!!」という強い想いがあって生まれた結果です。私たちはその子の取り組みを間近でみていたので、90点は超えるだけの結果になるだろうなぁ〜と予測はしていたのですが、本人は『嬉しい』よりも『驚き』の方が強かったようです。そして、自分に対して『自信』が持てるようになったようで、次は更に上を目指したいと思ったようです。子どもたちがそうやって自分の将来に対して、より高みを目指そうとする「希望」や「自信」を持つ姿が見られるのは嬉しいことですね(*^_^*)
このテスト返却が期待と不安が入り混じった微妙な時期であるのは子供だけでなく保護者の方も同じでしょう。しかし、結果を見て喜ぶのは良いとしても落胆したり、怒っているだけでは次につながりません。悪い結果の場合、一番落ち込んでいるのは子ども自身ですから。だからこそ、『次につなげる行動をすること』を大切にしてください。
まず1つ目に、『勉強』というのは、やった分だけ効果が出るものです。
一人一人の理解度、学習の進み度が違うので、効果を出すまでにかかる必要時間は異なりますが、必ず結果は出ます。このとき、まわりのお友だちや兄弟と比べて○時間やればいいだろう、と決めつけないことですね。結果が出るまでに必要な時間は一人一人全く違うのですから。大切なのは効果が出る前に諦めてしまわないことです。子どもたちに一番身近な保護者の方が、結果が出る前に諦めてしまっては絶対に望むような結果はうまれません。
2つ目に、子どもに対して遠慮したり甘やかすような中途半端な接し方をしないということです。
よく、「あんまり言いすぎたり、やらせすぎて勉強が嫌になったら・・・」という言葉を聞きます。でも、勉強なんて嫌なものと思っている子どもが殆どです。では、子どもが嫌がったら勉強させないつもりですか?その覚悟をされているなら良いのです。
何とかなだめすかして「勉強を嫌にならないようにやらせたい」なんてのは無理な話です。少なくとも高校受験をするのであれば、嫌でもやらなければならないのが勉強です。勉強の面白さは「わかる!できる!」からしかうまれません。そこにたどり着くまでには苦行の数々を積み重ねるしかないのです。ですから、「勉強をやらせたい」と思うのであれば、保護者の方自身がお子さんに厳しい道のりを歩ませるんだ!という覚悟をしっかり持つことです。
最後に、「受け身の学習」からの脱却です。
啓新セミナーに来る生徒さんは初めて塾に通う方もいらっしゃいますが、最近は他の個別指導や集団指導の塾から変わってくる生徒さんがいらっしゃいます。特に個別指導から変わってきた生徒さんは指導されるのを「待つ」傾向が強くあります。
取りあえず問題に手を付けてみるのですが、少しすると「わからない」と言って考えるのをやめてしまったり、もしくはこちらから「どうしたの?わからないの?」と声をかけられるのを待っている状態になっていたり。個別指導であればそんな時には、すぐに「どこがわからないの?ここはこうやって解くのよ。」となるのでしょうが、うちは個別に対応した指導をしますが、個別指導とは違います。
学習は自分の手と頭を使って、とにかく「やってみる」ことが大切だと考えているので指導時間は出来るだけ短く、とにかく問題演習をたくさんさせることを大切にしています。中学生までの学習はとにかく体が覚えるまで問題を解くことです。横について手取り足取り指導されないとできないようでは伸びません。「わかる」ではなく「できる」が大切であり、さらに「一人でできる」状態にしなければ意味がないと思っています。テスト本番では自分一人で勝負するんですから。
「手取り足取りの指導」が結果をうむわけではない、『受け身姿勢』の学習から脱却することが本当の実力をつける学習につながります。
テストを終えた今、子どもたちはホッと一息つきたいところでしょうが、大切なのは今です。しっかりテストの振り返りをし、今後どう学習するか?の計画と6月にある次年度の中間テストの目標を立ててみてください。『鉄は熱いうちに打て!』と言います。今がチャンスです(^O^)/