パソコン版を見る

啓新セミナー

[2012年4月6日]

学習の「手足」となる道具

入学式・始業式、いよいよ新学期が始まりましたね。入学式と言えば「桜」ですが、まだまだ咲く気配もなく開花宣言が待ち遠しい日々ですね。それでも今日は、日中お天気が良く「4月らしく」なってきているのを感じましたね。

新学期には新しい教科書がもらえることがちょっとした喜びだったのを思い出します。決して勉強好きではなく、単純に新しいものが好きだっただけです。それでもまっさらな教科書を見ていると「今年はちょっとは頑張ってみようかな〜」なんて思ってみたり。―ま、しばらくするとそんな気もとんでいき、「めんどくさ〜」と言ってましたが(^_^;)。

こんな気持ちは今の子どもたちも同じようですね。勉強好きな生徒なんて長年塾講師をやってきて見たことがありませんが、新年度の初めの数週間は(もしくは数日間は)いつもよりは意欲的な態度がみられます。

この貴重な期間に、新年度の目標や色々な約束事を決めておくと共に、学習道具をきちんと揃えておきましょう。何をするにしても『道具』は大切です。必要なものをきちんと取り揃えておくことが学習活動をスムーズに行うカギとなります。また、「やる気」がちょっとでもある時にそろえた道具の方が大切に扱います。ですから、今がその時期なんです!!

では、その『道具』とは??

?筆記道具・ノート・ファイルなどの文房具
?辞書
?参考書
?ワーク・ドリルなどの問題集
の4点です。

この4点の中で、特に?の辞書は必需品です。よく辞書は「一家に一冊」と聞きますが、これはよくありません。基本的に辞書は一人一冊です。(保護者の方は共有でもいいのですが。)兄弟間で一冊を共有するのはお薦めできません。辞書は学習の手足となる『道具』です。

兄弟で「使いやすい」と感じるのは、例え双子であったとしても違います。また、同じ辞書がお気に入りであったとしてもそれぞれが一冊ずつ持つべきものとして揃えてください。

たまに、英語の辞書はお父さんやお母さんが学生時代に使っていたものをお子さんに使わせていると聞きますが、これもよくありません。「今」の中学生にあった辞書を使わせてあげてください。

今は英語の発音記号の読み方は学習しません。ですから、最近の中学生用の英語の辞書は読み方がカタカナや平仮名で書いてあるものがほとんどです。それがいいか悪いかは別として、そのように読み方が書いてあるものの方が「今」の中学生には使いやすいものとなります。

また、中学生向けの辞書は多色刷りで見やすく、さらにさまざまな補足情報ものっているという利点もあります。英和・和英共に揃えておきましょう。

どこの出版社の辞書がいいか?と聞かれますが、英語・国語共にいえる「辞書選び」の基本は、使う本人が手に取って「これがいい!」と思ったものが最良です。ですから、保護者の方が買いに行くのではなく、一緒に買いに行って選ばせてあげてください。

また個人的には、小中学生に「電子辞書」はおススメしません。基本的に電子辞書は紙の辞書が使いこなせるようになってからにしてください。まずは、紙の辞書からです。

?の参考書、?の問題集の選び方も辞書の選び方と同じです。基本的に、使う本人が気に入り、納得したものを購入すると良いです。迷ったときは是非相談してください。一人ひとりの学習の進捗状況、到達目標が異なるので、おススメ教材も変わってきます。生徒さんに合わせてチョイスさせて頂きますからね(^_^)v!!

新しい季節、新しい学年、新しい気持ちと道具で素敵なスタートを!!