[2012年5月11日]
5月の「今月の一言」担当は私、うたこです。
「同じ練習をしていても 何を感じながらやっているかで ぜんぜん結果は違ってくるわけです」
今月はメジャーリーガー、イチロー選手の言葉です。
イチロー選手にあこがれてバットを振った人が、みんなメジャーリーガーにはなれません。あれだけの輝かしい記録を残し今もなお活躍し続けているイチロー選手には特別な才能があるのでは?と誰もが思います。当然、他の人にはない身体能力も持っているとは思います。が、それだけではきっとあそこまでの選手にはなれなかったのでしょうね。「練習」や「試合」に対して人一倍の「思い」があったからこそ今のイチロー選手の姿があるのでしょう。
スポーツでも勉強でも仕事でもなんでも同じだと思います。なんでも、基本的にやるべきことや実際にやっていることにそんなに大きな差はないと思います。でも、結果は一人ひとり全く違いますよね。スポーツであるならば上達度合、勉強であるならば成績、仕事であるならば結果と成長度、これらは他人と同じになることなんてありません。
「○○さんはすごいな〜」とか「△△くんはいいな〜」と思っていても結果は出ません。自分が思い描くような結果を手に入れたければ、自分が理想とする姿をイメージし、そこにたどり着けるための練習方法を考え、気持ちを入れて一生懸命練習するということが必要です。
中学生の皆さんは約1か月後に『前期中間テスト』を迎えます。満足いく得点を取るためには、ただ出された課題を「こなす」ようなやり方をしていてはダメです。やるべき課題は決まっていますし、みんな同じです。でもその一つ一つを「どう思って、どんな風にやるか?」が大切です。これはテストのない小学生の皆さんでも同じことが言えます。
「言われたからとりあえずやる」ようなやり方では学力は向上しません。自分のステップアップのためだ!と思って一生懸命取り組むことで身に付いていくのです。そして、学力を向上させることは誰のためではなく自分のためであるということを忘れないようにしましょう。