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啓新セミナー

[2012年10月1日]

学問に王道なし

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

10月になりました。
ということで『今月の一言』はこれ ↓

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巨人ファンの私にとって、金本選手には「やられた!」記憶しかなく、嫌な存在でしたが、引退するとなるととても寂しいです。

以前に金本選手の本を読んだのですが、レギュラーに定着するために必死に練習をし、レギュラーに定着してからも外されないように毎試合、毎イニング出場することにこだわり、気が付けば『連続試合イニング数の世界記録保持者』になった男です。

金本選手の言葉通り、やる前からあきらめていたら何も成長しない。
やってみて失敗して、それを改善することで人は成長するのだと思います。

勉強も同じ。
小学校の国語では、毎週記述問題を宿題に出しているのですが、毎回「わからなかった」と言って白紙で持ってくる子がいます。
何も書いていないと全部説明することになり、子どもはわかった気になるのですが、ただ私が説明したことを写すだけになってしまいます。
もちろん、それでは力が付くわけがありません。
何かしら書いてあれば、例えば「何をもらったのかもっと詳しく書こう」とか、「これは『気持ち』ではなく『行動』だよ」とか、「『なぜ・・・』と聞かれたら、『・・・から』で答えよう」というように指導でき、子どもたちはこれらのアドバイスを受けて、自分の力で解答を仕上げることができるのです。
毎回必死に何かしら書いてくる子は回を重ねるごとに、×が△になり、△が○になっていきます。
わからないのに何かしら書けといのは酷な話かもしれませんが、あきらめずにチャレンジしてほしい。


先日『アメトーーク』の特番で『勉強しかしてこなかった芸人』の勉強法を紹介していました。
オリエンタルラジオの中田さんやロザンの宇治原さんの勉強法は、ちょっと文系の人間の勉強法かなという気がしましたが、とても感心しました。
「問題集は終了日を決めて、ページ数をそこまでの日数で割って、1日の分量を決めて必ずやる。」と宇治原さんが言っていましたが、まさにその通りだと思います。
その日の気分や調子で分量を変えてしまうと、「今日は頭が痛いから」とか「今日はやる気が出ないから」と言ってだんだんやらなくなってしまいます。

みなさんの話を聞いて思ったことは、勉強法というのは自分で自分に合った方法を見つけなければいけないんだなということ。そして、手や耳、口を使って時間をかけてやらなければならないということです。
やはり学問に王道はないのですね。