パソコン版を見る

啓新セミナー

[2012年10月22日]

気にしよう!

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先週はお問い合わせや体験のお申し込みが何件かあり、少し慌ただしい1週間でした。
この時期、広告宣伝活動をしていないのに不思議なのですが、でもとてもありがたいことです。
精一杯対応させていただきます!

先週入塾していただいた6年生の方は、「中学生になるために、きちんと学習習慣と学力を身に付けたい。」との理由でした。
国語・算数をがっちり勉強することができるのは、中学生になるまでのこの時期だけ。
特に国語は、中学生になると英語の方に重点が置かれて、勉強するのが定期テスト前くらいになってしまうので、まとめて勉強できるのはほんとうにこの時期ぐらいなのです。
また、算数も、現在『体積』の勉強が終わり、これから『比』『拡大・縮小』『比例・反比例』・・・と進んでいきますので、これから勉強することはすべて中学校の数学の勉強に繋がる内容ばかりです。
「今やっても時間が経てば忘れるのでは?」と思うかもしれませんが、1度しっかり勉強したことは頭に『しみついている』もの。何かの機会に復習するとそれがきちんと『よみがえって』くるのです。(復習しなければ忘れたままですが・・・)
でも何よりも、お子様が「がんばろう!」と思ったときにすぐに行動に移った親御様が素晴らしいと思いました。
子どもがやる気になるときは、そうそうあるものではありません。
1回見逃すと次はだいぶ先になってしまいます。
私にも子どもがいるのですが、もしかしたら忙しさのせいにして『やる気のサイン』を見逃していたのでは? と反省しました。
やる気があるからといって必ずしも塾に行かなければならないという訳ではないですが、『やる気のサイン』に気付いて、『すぐ行動』することが親の大切な役目なのですね。


先日、地理の勉強をしていた中学生が、『滋賀県の県庁所在地は?』という問題に『津市』と答えていました。(正解は大津市で、津市は三重県です)
滋賀県や三重県の方には失礼ですが、新潟に住んでいると滋賀と三重の違いは正直よくわかりません。
ですから間違えるのはしょうがない?のですが、問題はその後です。
間違えたら地図帳で確認するように言ってあったので、その子は地図帳で滋賀県を調べて、大津市を見つけました。
赤ペンで大津市と書いて、次の問題を解こうとしたので、
「ちょっと待って。間違えた津市はなんなの?」と聞くと「さあ」と答えるだけ。
この子に限らず、今の子は、分からないことが気にならないように思えます。
私が学生の頃は(今でもそうですが)、何かわかならいことがあると気になって気になってしょうがなくて、いろいろ調べ過ぎて、勉強が進まなかったことがあったほどでした。
「そういう性格だから・・・」と言われればそこまでですが、気にして、調べて、「なるほど!」と思うことで知識が増えていったと思うのです。
この子にしても、過去にがっちり勉強したので、『津市』が記憶に残っていたということで、これはこれでたいしたもので、後はしっかり復習さえすれば知識として定着すると思うのです。
「勉強しているのに成績が上がらない」という子は、おそらく『気にしない』のが原因なのでしょう。
正解に関係することを調べる習慣は身に付いてきたのですが、間違えた答えを調べる習慣はまだまだ身に付いていません。
もっともっとなんでも『気にする』ように指導していかなければいけませんね。