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啓新セミナー

[2012年11月23日]

シャレにならない言葉

テストが終わってホッと一息モードの中学生。このテスト終了後の1週間の学習が本当は一番大切!!返却された答案用紙を確認し、今回の自分の取り組みを振り返る絶好の期間です。

きちんと振り返ることで今後の学習課題が明確化され、学習計画をたてていくことが出来るのです。この期間、ぱあ〜っと羽を伸ばしたくなるのは分かりますが、各定期テストは学習のゴールではありません。そのことを肝に銘じてやるべきことをきちんとやりましょう。

このテスト後の授業時に生徒が言う言葉の中に私としては腹がたつな〜と思うものがあります。

それは・・・
「あんまり勉強しなかったけど、点数良かったんだよね〜」
です。この言葉を平然としかも嬉しそうに言われると、とても腹がたちます。

だいたい、こういう言葉を言う生徒は「勉強しなくても点数取れるってすごいでしょ!!」と少し自慢げな様子。これが一番腹立たしく感じます。

まず1つ目
― テストという自分の学習の成果をみる大切なときだというのに、なぜ勉強しないんだ???
一生懸命やるのが当たり前、やらなかったなんてことは自慢でもなんでもない!!

そして2つ目
― 点数が良かったのはたまたまでしかないのに、なぜ喜ぶんだ???
その点数は自分の実力でとったものではないのに、それがさも自分の実力かのように思うのは大きな勘違いです!

そういう言葉を言う生徒は入試でも同じことをいうのでしょうか??それで入試という狭き門を突破できると思っているのでしょうか?

生徒に、「入試ではそうはいかないよ」というと、大抵彼らは、「入試ではちゃんとやる」と答えます。しかし、定期テストは入試までの練習試合のようなもの。その練習を大切にできない人が本番に向けて一生懸命できるでしょうか?

―そんなこと出来るわけありません。ですからこういう言葉を言う生徒には要注意なんです。

目の前にあるやらなければならないことに対して一生懸命やらないのは単なる「逃避」。逃げ続けた先にあるのはラッキーな結果ではなく厳しい現実です。

こうした定期テストの勉強や受験勉強を通して、『必死に努力する』をいうことを身に付けてもらいたいですし、『自分の実力にきちんと向き合う力』も身に付けてほしいと思います。