[2013年1月25日]
昨日までは日差しが気持ちよく、冬とは思えないような晴天が続きましたが、今日はうってかわって大荒れですね。これぞ新潟の冬!という感じです。そして、寒さだけでなくインフルエンザも猛威をふるっているようです。最近はインフルエンザによる欠席の生徒さんもでてきました。インフルちゃんにしてみれば今がまさに出番!!という時期。かからないようにするには規則正しい生活をすること、手洗いうがいをきちんとすることが大切だそうです。塾でも休み時間ごとに換気し、机やイス、ドアなどは全てアルコール消毒をして、気を付けていますが皆さんも十分気を付けて元気にこの冬をのりきってもらいたいと思います(*^。^*)
入試まで50日をきり、中3生は受験勉強の最終段階に突入しました。また、中1・2年生も期末テストまで3週間弱となりテスト対策の特別授業も始まりました。今が頑張りどきの中学生。生徒と一緒に奮闘する日々ですが、どの学年の生徒の指導でもネックになってくるのが『文章の読み取り力』です。国語だけでなく数学でも英語でも結局のところ日本語の文章を読み取ることでつまづいてしまい問題がとけないという事態に何度も遭遇します。
数学ならば、文章題のかいてある文章の意味がわからず立式ができない。英語ならば、英文を和訳することはできたが、その訳文の意味がわからない。もしくは英作文の問題文の主語述語がわからないため英文をつくれない。というように。
学年が上がれば上がるほど学習内容が増えるため、どの単元のどの事項を使って解くのかを判断して問題を解かなければいけません。例えば英語なら、不定詞を使うのか、関係代名詞を使うのか、分詞の形容詞的用法を使うのか、与えられた文を読み取って使う文法事項を判断する必要があります。
どの場合も書かれている文章は長くても2〜3行のものです。そのたった2〜3行の意味が、イメージがわからないため手がとまってしまうのです。解き方が分からないわけではありません。ただ何の公式を使うのか、どの文法事項で解くのかの検討がつかないのです。生徒の隣でこの問題はこういう意味だよ、この事項を使って解くのだよ、と説明をしてあげると解くことができるのです。
定期テストであれば出題範囲が決まっているため、どの事項を使うのかがはっきりしているので迷ううことは殆どありませんが、入試になるとそうはいきません。学習事項の量も多いうえに、1つの単元の内容だけを使って問題を解くということなどほとんどありません。たいていの場合いくつかの学習事項を組み合わせて問題を解くことになります。このようになってくると、きちんと問題文を読むということの重要度が増してくるのです。
文章を読解する力というのは本当に重要です。そして、もう一つ大切にしなければいけないことは、読み取った内容をイメージする力です。この2つの力を中高生になって飛躍的に伸ばすというのはかなり難しいことです。昔から「読み・書き・そろばん」とはよく言ったもので、文章を読んだり書いたり、基本的な計算というのはやはり小学生のうちにしっかり身に付けるべき事柄です。
この読む・イメージする力を育む一番の方法は読書です。保護者の方に、よく「うちの子は本を読むのが嫌いで・・・」と相談を受けますが、好きか嫌いかの問題ではなく無理矢理でも読ませることが大切です。毎日必ず親子で本を読む時間を作ったり、1ヶ月で何冊読むかを家族で競い合うなど、家族全員で取り組むようにすることです。まずは何よりも親が手本を見せ一緒に本を読む習慣を家庭内でつくっていくことです。
1日10分で良いので親子で取り組んでみてください。その10分が後々の大きな力になることは間違いありません。
次回は伸びる読書とは?について書きたいと思います!