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啓新セミナー

[2013年3月1日]

鬼ババアの心の内は・・・

早いものでもう3月ですね。入試までもあと10日です。

塾の授業も中3生の通常授業は明日で終了です。(入試対策講座は9日まで続きます!)塾は学校と違い「卒業式」がありません。ですので、基本的には通常通り授業をしてそれで終了となります。

入試前なので私の方はいつも以上の気合で授業し、授業後の子どもたちはいつも通りの「あ〜終わった〜!!」という感じです。特に何か送る言葉を言うということもなく、とにかく入試に向けての心構えと気合入れをするぐらいなので子どもたちからは普段通り「鬼ババアだなぁ〜」という視線を向けられますが、実は毎年、それまでの彼らとのいろいろな出来事を思い出し、この1時間で最後だということを寂しく思いながら授業しています。

週に何日かしか接する機会がないので共に過ごす時間は短いのですが、それでも彼らとは入試に向けて濃度の濃い時間を過ごしてきます。そうした時を思い出し、また、目の前の成長した姿を見て、色々な想いが胸にこみ上げてきます。ま、子どもたちからすれば「やっと鬼ババアから解放される〜!!」なんて嬉しさいっぱいなのかもしれませんが・・・(^_^;)  まずは、彼らが入試で精一杯の成果がだせることを心から思い、その先の高校生活も素晴らしいものになることを願い今年も送り出したいと思います。


今週は日曜日に上越のときの教えた生徒がご家族で遊びに来てくれました。(月曜日のブログにもありましたが・・)そのご家庭とは遊びに来てくれた生徒の上のお子さんからのお付き合いになるのでかれこれ7,8年の長いお付き合いです。上越を離れて2年、覚えていてくださるだけでもありがたいことなのに、会いに来て頂けて本当に嬉しく思いました。

2年前、中1だったその生徒さんのクラスは本当に面白いクラスでした。クラス全体の雰囲気がいい意味でガツガツしていて吸収力が高く、伸び伸びとしたクラスでした。こちらとしてもこんなことを教えよう、あんなことを教えようと毎週授業をするのが楽しみでした。

また、その子の上の方のクラスは更にガツガツした活気のあるクラスだったので、良い意味で毎週緊張感を味わえるクラスだったのを覚えています。当時の私は講師としてまだまだ駆け出しの頃だったのでペアを組んだベテランの先生に随分助けて頂きながらでしたが、そうしたクラスを担当させて頂いたことは本当にありがたいことでした。

毎年、保護者の方に多くの嬉しい言葉を頂きますが、お礼を言わなければいけないのは自分の方だと思います。多くの生徒さんと出会わせて頂き、授業をさせて頂けるからこそ講師として成長することができます。また、生徒さんたちだけでなく多くの保護者の方とお話しさせて頂けることも様々なことを知る良い機会を得られていると思います。3月は中3生が卒塾し寂しい季節ではありますが、これからも一人ひとりの生徒さんとの出会いを感謝し、また教えた子どもたちにいつまでも成長し続ける姿を見せられるよう頑張りたいと思いました。