[2013年3月30日]
来週から春期講習と並行して新年度の授業が始まります。小学生も中学生も心機一転!新しい学年も一緒に頑張っていきましょうね。
中学生の皆さんはこの式をしっかり覚えてくださいね。
【1000÷135×□】
これは公立高校入試の内申点の換算式です。内申点は皆さんの普段の授業態度や提出物、各教科に対する意欲・関心、そして定期テストの結果などが得点化されたもののことです。つまり簡単に言うと通知表の点数のことです。
□にはみなさんの中1〜中3までの通知表の合計点が入ります。1教科の最高得点が5、全部で9教科あるので1学年の満点が45、3年間で満点は135点です。
例えば、3年間ず〜っとオール3の場合、3年間の合計得点が、3×9教科×3年間=81となります。この点を【 】の式の□に当てはめると、600点(小数第2位を四捨五入)となります。
各高校によって内申と当日の学力検査の比率が3:7,4:6,5:5と異なっているので、この600点のうち3割、もしくは4割か5割が最終得点となります。
志望校が3:7の場合は180点、4:6の場合は240点、5:5の場合は300点となります。この点数と当日の学力検査の結果の合計で合格・不合格が決まります。
ちなみに当日の学力検査の得点は、
≪1000÷500×(自分の得点)×0.7(0.6/0.5)≫
と換算されます。
内申点は学力検査を受ける前で既に決定しています。どれくらいの持ち点で学力検査に臨むことができるかは、中1始めからのみなさんの学習にかかっているのです。受験勉強は中3からなんて考えていては遅いですよ!!この2つの換算式に当てはめて考えると、内申点の1点と、学力検査の1点では、1点の重みが違います。
3:7の高校の場合は、内申点の1点は2.2点分となり、学力検査の1点は1.4点分となります。
4:6の高校だと、内申点1点は3点分、学力検査1点分は1.2点分となります。
つまり、通知表の評価を1上げることは非常に大きな意味をもつということです。今から少しずつ積み重ねておくことで入試に大きな貯金をもって臨めます。このことを念頭に置いて新学期、しっかり積み重ねていきましょう。