[2013年5月31日]
各地が梅雨入りしているようですが、新潟の梅雨入りは例年通りの6月中旬になるそうですね。今日は本当に気持ち良い晴天ですね。この季節は本当に良いですね。
小学生の子どもたちは運動会が終わり日焼けした顔で元気いっぱいという感じですが、中学生の子どもたちはぐったりしている様子の子が多いです。日差しが強くなってきている中での部活動での疲れだけでなく3週間後に控えた中間テストに向けて「やらなければ・・・」というプレッシャーもあるからでしょうね。そんなお子さんを見ている保護者の方々も辛く「今日は勉強しなくてもいいよ」と言いたくなるでしょうが、「やれることを一つでもいいから頑張ってやろう!」と励まして頂きたいと思います。
一時の逃げはその後に大きな負の影響を与えます。厳しいようですが私は塾生に、「自分がやりたいと思って部活動をやっているんだから、やらなければいけない勉強もやりなさい。それが出来なければ部活動と両立する力がないんだから、やりたいことを我慢するべきだ」と言います。勉強しないことの言い訳に部活動を使わせてはいけません。『やるべきことは何が何でもやる』という強い心は大人になってから急に身に付くものではありません。小中学生にとっての勉強は学力をつけるだけでなく精神力の鍛錬でもあると思います。高校受験のためとか定期テストのためという目の前の試験のためだけでなく、将来自分自身の力で生きていけるようにするためにも『我慢する心』『やり抜く力』は必要です。子供だけでなく保護者の方にとっても今が正念場です。疲れている日でも『勉強0分DAY』を作らないように徹していただきたいと思います。
今日は私が最近読んで共感・感動した2冊の本を紹介したいと思います。
『伸び続ける子が育つ お母さんの習慣』 高濱正伸著 青春出版社
と
『9歳までに国語と算数の力を同時に伸ばす本』 玉井満代著 中経出版
です。
↓ ↓ ↓
どちらも小学生の保護者の方だけでなく中学生の保護者の方にも是非読んで頂きたいと思います。子どもたちが持っている力を生かし『伸びる』ようになるには何が大切か?どんな声を掛けどんな生活習慣を身に付けなければいけないか?が書かれています。著者はお二人とも塾の先生でいらっしゃいます。
玉井先生には以前の職場の塾に見学に来られた時にお会いして一緒に食事をさせて頂いたのですが、非常にパワフルな方で色々なお話を伺い多くのことを勉強させて頂きました。私は一度お会いしただけでファンになってしまうぐらい、子どもたちの教育に“熱い”方でした。
高濱先生はテレビにもよく出演されていらっしゃるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。高濱先生の“熱さ”も先生の著書からにじみ出ていることを感じます。残念ながらお会いしたことはありませんが、とても大好きな先生です。どちらの先生も同じように仰られていることが『自立した大人にするために教育がある』ということです。高濱先生の言葉を借りると『自分でメシが食える大人になる』ために学ぶです。
私たちも子どもたちをお預かりさせて頂いて様々な教科の指導をさせてもらっていますが、単に教科の点数が良くなれば良いと思っていません。教科の勉強を通して彼らが自ら考えるとはどういうことか、我慢してでもやるとはどういうことか、自分の言葉で意見を述べるとはどういうことかを経験し、将来自分の力で生きていける大人になるための第一歩を一緒に歩んでいきたいと思っています。勉強することによって得られる語彙力・計算力・イメージ力・忍耐力・集中力などは大人になった時の大きな糧となります。私たちもこの二人の先生に負けない熱さを持ち続け子どもたちを指導していきたいと思いました。