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啓新セミナー

[2013年7月1日]

はじめの一歩

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

今日は2回目の啓新セミナー開校記念日です!
皆様のおかげで塾の経営も順調ですし、体調も絶好調です。
ありがとうございます!

ほんとうにあっという間の2年間でした。
開校前は、「将来こうしたい! こうなりたい!」という夢があったのですが、今は目の前の子どもたちもことで精一杯で、夢を見ることも過去を振り返ることもまったくできません。
まったく余裕がない生活なのですが、それでも毎日充実していてとても幸せです。
そういえばジャパネットたかたの高田社長が、「うちの会社には目標はありません。目の前のことに全力をつくすだけ。」というようなことを言っていましたが、ほんとうにその通りだなと思います。
先ばかり見て、目の前のことに全力でぶつかっていけないやつが成功する訳がないですね。
目の前の仕事、目の前の子どもたちを大切に、3年目もがんばっていこうと思います。


この春に入塾した4年生の子がいます。
その子は算数の文章題が苦手でした。
文章題が苦手な子の共通点は、文章を読んで図表化することができないことです。
その子も何度言っても図表化することをせずに、問題文にある目に見える数字をかけたり、わったりするだけでした。
先日も問題を解いていて、いつものように「わかりません」と言ってきたので、いつものように「絵を描いてごらん」といいました。
いつもなら「絵が描けない」と頭を抱えるだけなのですが、その日は自分でノートの絵を書き始めたのです。
そうしたらブツブツひとり言が・・・
「あっ、3つのかたまりが・・・・。」
「あっ、200円、400円、600円、・・・。」
「あっ、1000円だ!」
「あっ、200かける5で1000円だ!」

よく聞こえるひとり言でしたが、自分で発見して自分の力で解決したのです。

img1
いつも「図を描いて考えよう」と指導をしているのですが、子どもたちが自分で図を描くようになるのは正直難しいです。
小さな一歩かとは思うのですが、指導者としてすごくうれしい瞬間でした!
これがこれからも続くようにしていきたいですし、全員ができるようにしていきたいと思います。
『根気よく』ですね。