[2013年7月19日]
いよいよ来週から夏期講習が始まります!!中間テストが終わったのが、ついこの間。早いものですね(^_^;)
という訳で、私のブログも今日で講習前、最後となります。
ここからの1か月半、中学1・2年生は9月の期末テスト対策、中学3年生は期末テスト&入試対策、小学生はいつもより長い文章問題に取り組みます。好きな教科・分野、苦手な教科・分野どちらも同じようにしっかり取り組ませていきたいと思います。
子どもたちはよく、
「○○きらい〜」
とか
「○○はヤダ〜」
と言います。
誰にでもそれぞれの教科や分野に対して好き・嫌いはあると思います。当然、嫌いなものは、なかなか取り組む気が起きません。取り組まないから余計にわからなくなる、分からないからやっぱり取り組まない。この悪循環を繰り返し、結果としてどうにもならない状態になってしまいます。どこかでこの悪循環を断ち切らなければいつまでたっても進歩しません。
小中学生の頃に出来なかったこと、分からなかったことが大人になったら出来るかというとそんなことはありません。小中学生の時に覚えなかった漢字は大人になったからといってある日急に書けるようになるわけではありません。大人になって漢字を覚えるときは必要に迫られたときと恥をかいた時だと思います。そんな時必ず大人は
「あの時もっと勉強しておけばよかった」
と思います。勉強しなくて後悔する人はいても勉強したことを後悔する人に会ったことがありません。
「この漢字知ってる!しまった〜」
なんて言葉聞いたことがありません。その反対なら自分もよく経験します。
「この漢字知らないよ〜しまった〜」
です。
私は勉強でも仕事でもですが、「楽して楽しいことばかりの中に成長はない!」と思っています。小中学生で勉強が楽しいと思う人はどちらかというと少数派ではないでしょうか。「勉強は辛く苦しい」と思っている子どもたちは多くいます。しかし、それで良いのだと思います。どんなことでも歯を食いしばって乗り越えなければいけない時があります。社会に出て仕事をするようになるとそんな困難は学生の時の倍以上はあります。小中学生時代の勉強はただ知識をつけるだけでなく、困難を乗り越える練習の意味もあるのではないでしょうか。辛い・苦しい時があるからこそ人は成長していくと思います。そういう「時」を経験してこそ「楽しい」「面白い」というステージに立てるのだと思います。
これから迎える夏期講習。子どもたちがどれだけの「辛い・苦しい」を乗り越えられるかが楽しみです。夏が終わった時に少しでも「楽しい・面白い」というステージが近づいているように一緒に頑張りたいと思います。
最後に。
先日読んだ高濱正伸先生の著書、「男の子の国語力の伸ばし方」で私がとても素敵だなと思った言葉を紹介します。
「苦手と嫌いで人生を台無しにする」
自分の気持ちの持ち方が自分の可能性を広げていくのではないでしょうか?「苦手・嫌い」と言ってしまったらそこからの進歩はありません。勉強だけでなく対人関係でも仕事でも同じではないでしょうか。子どもたちには、歯を食いしばりながらも自分の可能性を広げていけるよう、苦手なこと嫌いなことに立ち向かっていく強い人になってほしいと思います。