パソコン版を見る

啓新セミナー

[2013年9月30日]

手をかけない指導

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日の日曜日は朝から町内の下水掃除に参加しました。
虚弱体質なので役に立ったかどうかわかりませんが、自分では「よく働いた!」と思っています。
仕事の関係上、町内の行事にはなかなか参加できないのですが、時間の都合がつくときは参加するようにしています。
やはり塾というのは地域の方々の理解があって成立するものですので、地域の方々への感謝の気持ちを絶対に忘れてはいけないと思います。


中学生の『前期期末テスト』の結果が出そろいました。
夏休みの努力の成果が出たようで、ほとんどの子が得点UPしていました!
しかも100点が4人も出るなんて・・・ 開校以来最高の結果です!!
平均点が前回に比べて高かったようなのですが、それにしても上がり方がすごい! 正直びっくりです!!

大幅に得点UPした子の共通点は、『手がかからない』ということ。
宿題を忘れて怒る必要もないし、「辞書を引け!」という前に自分で辞書を持ってくるし、答えが出るまでいつまでも自分で考えているし、・・・・・
傍から見ていれば塾で『自習』をしているだけのように見えますが、やっぱり勉強というのは自分でとことん考えて動かなければ身に付かないと思うのです。
自分でとことん考えて動いているので、我々が直接指導する時間は少ないのですが、教えてもらうことが少ないということが逆に鮮明に記憶に残って生きてくるのです。
1から10までなんでもかんでも説明しなければいけない子は、教えられることが多すぎて、頭の中の整理が追い付かずに結局は何も身に付かないのです。
でも全員が全員、最初から自分でとことん考えて行動することができたかというとそういう訳ではありません。
もともとそういう能力を持った子もいれば、入塾して半年でできるようになった子もいますし、1年かかった子もいます。

『手をかけない指導』 
聞こえはよくないかもしれませんが、我々はこれがBESTの方法だと思っていますし、実際にこの方法で成果も出ています。
ただ、子どもによっては手をかけないと『わかった気』になって進んでしまう子もいますので、その見極めが重要かと思います。
その見極めができるのが、経験であり講師としての力量なのではないでしょうか。