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啓新セミナー

[2013年10月14日]

もしあなたがそのへびをかんだら、・・・

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

急に寒くなりましたね。
先週前半は半袖で過ごしていたのに・・・
もうじき冬ですのでこれぐらいの寒さが当たり前なのでしょうね。
気温の変化が激しいですので、皆様も体調管理には気を付けてください。

このブログでも度々書いていますが、『国語の力』がなによりも重要であると思います。

先日、以下の英語の問題を解いていた子がいました。
問 「もしそのへびがあなたをかんだら、・・・」に合うように次の語句を並べかえなさい。
    ( you / bites / the snake / if / , )・・・

その子の答えは、
 答 If you bites the snake , ・・・

これでは、「もしあなたがそのへびをかんだら、・・・」ですね。
「そのへびが」と書いてあるのに、主語がなんであるかをきちんと捉えていないのです。
しかもこのような間違いをするのはこの子だけでなく何人もいました。

さらに数学の問題でも、
 問 ある数xを2乗するところを、まちがえて2倍したため、計算の結果が48だけ小さくなった。ある数xを求めなさい。

で、答えは、
 答 わかりません

この問題は主語があいまいなので、問題を言い換えると、
 「まちがえた計算結果(xを2倍する)は、正しい計算結果(xを2乗する)より48小さい。」になります。
この問題も自力でできた子はほとんどいません。

社会の問題でも、
 問 (グラフを見ながら)オーストラリアの貿易の特徴を、「鉱産資源」、「工業製品」の二つの語句を用いて、日本とのかかわりの面から書きなさい。

殆どの子どもの答えが
 答 日本はオーストラリアから鉱産資源を輸入して、工業製品を輸出している。

内容的には合っているのですが、『オーストラリアの特徴』を聞いているのに、なぜ「日本は」で始まるのか?

改めて『主語』『述語』をきちんとおさえることの大切さを考えさせられました。
やはり小さい頃から国語をしっかり勉強する必要がありますね。

当塾の小学生国語の学習教材に『組み立てシート』というものがあります。

img1
『主語』『述語』『修飾語』を問題文から書き出してまとめるプリントなのですが、これがすごくいい!
『主語』『述語』はできて当たり前と思われがちなのですが、これがなかなかできないのです。
特に入塾間もない子は全滅です。
やはりきちんと『文法』がわかって初めて『読解』ですね。

先週はこんなことを考えた一週間でした。
明日から学校では『後期』がスタートします。
気付けば『後期中間テスト』まで一か月を切っています。
今週は『理・社・国』の課題作りに励みたいと思います。