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啓新セミナー

[2013年11月25日]

変化

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

『わくわく文庫』を初めて2ヵ月になる子のお母さんが先日、「わくわく文庫を始めてから、学校の図書館でマンガ以外の本を借りてくるようになりました。」ということをおっしゃっていました。
うれしいですね。お母さんもうれしかったと思うのですが、私もすごくうれしかったです!
算数と違って国語や読書は結果が見えにくいもの。
ですから、「うちの子は算数が・・・」とおっしゃる方は多いのですが、「うちの子は国語が・・・」とおっしゃる方はほとんどいません。
国語の力があるかどうかが数字として表れてくるのは、中学生になって定期テストを受けたとき。
そのとき初めて「うちの子、国語がダメなんだ。」と気付くのです。
国語の成果は、なかなか目に見えないものなのですが、先ほどの子のようにしっかり学習を続けていれば『変化』は必ず見えます。
『変化』は、「図書館で本を借りてくるようになった。」以外にも「家で辞書を引くようになった。」、「『単語』ではなく、きちんと『文』で会話できるようになった。」などがあります。
そのような小さな『変化』を見逃さないでしっかりほめてあげるのが、我々大人の役目ですね。


中学生の『後期中間テスト』の結果がほぼ出そろいました。
良かった子、悪かった子、様々ですが、きちんと『ふり返り』をして次回に備えたいと思います。

普段の授業では、同じような理解度で進んでいる子が二人いるのですが、英語のテストで、一人は90点越え、もう一人は60点台と、点数に大きな差が出ました。
「なにが違うんだろう?」と妻と二人、首をかしげるばかり。
色々分析してみると、二人の大きな違いは、毎回授業の最初に行っている『単語テスト・本文テスト』に対する取り組み方ではないかと思うのです。
90点台の子は毎回合格するのですが、60点台の子は合格したりしなかったりという状況。
この差が点数の差になっていると思うのです。
単語や教科書の本文暗記は、辛く地味で子どもたちが一番嫌がる勉強です。
でも『学問に近道なし』。辛く地味な勉強を毎日コツコツ積み重ねることで、英語の下地ができ、それが力になっていくのです。
以前別の塾の先生から「単語をみっちりやったら偏差値が10上がった子がいた。」という話を聞きましたが、まさにその通りですね。
どんなに授業のやり方を工夫しても、どんなにいい教材を揃えても、結局は『単語・本文暗記』がきちんとできない子には無駄。
今回の結果を受けて『単語・本文テスト』の大切さを改めて知りました。
もっときっちりやらさなければ!


今週から『個別面談』が始まります。
子ども学力向上には親御さんの理解と協力が不可欠。
お子様の現状と我々の考えをきちんと伝えたいと思います。