[2013年11月29日]
今日は朝から予報通りの雪ですね。11月中にこんな風に雪が積もるなんて!とこれからの雪の季節を思うとため息が出そうです。
今週から塾生の面談が始まりました。このように天候が悪い中、保護者の皆様にはお越しいただきまして本当にありがとうございます。お聞かせいただいたお子さんのご家庭や学校での様子を参考にさせて頂いて今後の指導に活かしていきたいと思います。
先日発売された『プレジデントファミリー』の中に面白い記事がありました。東北大学教授の川島隆太先生の記事です。タイトルは「おかずを増やしたら、子どもが賢くなる!」です。
以前から「早寝・早起き・朝ごはん」というほど、朝食の大切さはよく言われていました。この記事では、更にただ朝食を食べていれば良いという訳ではなく、その内容が大切であることが書かれていました。
我が家では只今、チビの幼児食づくりに悪戦苦闘する毎日。毎食、何にしようか?と一日中子どもの食事のメニューを考えるのに必死です。今までは大人だけだったので、ちょっと大変だなと思う時は(結構よくあるのですが…)、簡単な手抜きメニューにしていましたが、子どものご飯はなかなかそういう訳にいかず、「あ〜面倒だな」と思う時もよくあります。しかし、この記事を読んで「しっかり作らなければ!!」と思いました。幼児期だけでなく、小中学生の時期は体が大きく発達する時期。当然「脳」も発達する時期です。言われてみれば、食事が大切なのは当然のことですよね。
川島先生の研究成果によると、
・朝食は品目が多いほど、脳はよく働き、成長する。
・朝食の主食はパンよりも、お米のご飯を食べている方が知能指数が高く、脳の神経細胞層の量も多い。
・おにぎりだけパンだけなどの、炭水化物だけの朝食よりも主食・主菜・副菜が揃った朝食のほうが良い。
→おかずの数が多ければ多いほどテストの点数が1年間で良く伸びる。
・朝食を毎日食べる子は難関大学に合格、第1志望校に合格、現役合格する率が高い。
だそうです。まだまだ色々と細かいことが述べられていましたが、子どもの頃からの朝食の習慣がその後、ビジネスパーソンになった時にも大きく影響することも書かれていました。改めて食事、とりわけ朝食が大切だということを知ることができました。
記事の中に、
「日々の勉強に励む子供たちが、本人の努力以上の要因で報われないようなこがあるとすれば、第一の原因は生活習慣にある。それが最も表れるのは朝食の習慣であり、子供の生活習慣に関しては、すべて親の責任であると自覚できるか。」
という言葉がありました。学校は子どもたちが新たなことを学ぶ場、そして塾は足りない部分を補ったり、能力をより伸ばす場です。それに対してそれらのベースとなるのが家庭です。ベース部分での生活・習慣がきちんとしていることは学力伸張には必要条件ということですね。我が家はまだまだ小さい子ですが、様々な情報を得て環境を整えていくことがいかに大切であるかということを改めて考えさせられる記事でした。
食事は日々のことなのでバランスよく品目多くというのは大変です。ですが、家庭でしかできないこと、とりわけ親の意識や習慣で変化させ整えていくことが出来ることは自分たちで出来るだけのことをしていくことが子どもにとっての最大の補助になるのだと思いました。一人の親としてしっかり自覚していきたいと思います。