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啓新セミナー

[2013年12月13日]

冬の課題

あまり嬉しくありませんが、新潟の冬らしい天候になってきましたね。一日中、とにかく寒い!!寒さに耐えるため何枚も着込んで雪だるま状態。若い頃はよく母に「伊達の薄着だね〜」なんて笑われるくらい、あちこちをさらけ出した格好をしていましたが、もうそんな恰好は出来ません。(出来ないのは寒さだけでなく歳のせい??)小中学生のショートパンツ姿やミニスカート姿を見るだけでも寒くなります(^_^;)。今年は昨年よりも寒さが厳しくなるそうです。本格的な冬になったばかりですが、すでに春が待ち遠しい毎日です。


間もなく冬休みがきます。今年の冬休みには小学生の皆さんに1冊でも多く本を読んでいただきたいと思い、読書&読書カード作成を課題にしようと思っています。

今月号の通信の話題にもありますが、月間の読書冊数と語彙数には相関関係があるという調査結果があります。たしかに子どもたちをみていても読書量が多い子ほど文章を読むのが早く、きちんと理解していることが多いです。また、活字に触れる頻度が高い子ほど、長文読解に対しての苦手意識もあまりありません。中学3年生で模擬試験を受験させると読書をあまりしない子の多くが「文章を読むのに疲れた〜」だとか、「途中から何を言っているのかわからなくなった〜」と言います。語彙数・知識を増やすだけでなく、長文を読む土台になるのが読書ということです。ですので、この冬の課題を読書にしようと思ったのです。

この機会に、ぜひ保護者の方にも一緒に読書を楽しんで頂くこともお勧めしたいと思います。家に本が多くある子や保護者が多く本を読む子は読書量が多いといいます。やはり、保護者の方が一緒になって読書を楽しむということが、お子さんの読書を促します。師走の忙しい中、なかなか親子一緒に「読書タイム」を設けるのは難しいかもしれませんが、10分〜15分でも良いので親御さんが本を読む姿を見せてあげることはお子さんにとって良い刺激になるかと思います。どれだけの語彙を知っているか?はお子さんの将来に大きく関わってきます。テストの得点だけでなく、大人になった時のコミュニケーション能力にも影響するからです。最近、よく話題になる若者たちの何に対しても「ヤバい・ふつう」ですませてしまう会話も、いろいろなことを伝えるための語彙の少なさからくるのだと思います。何を見ても食べても「ヤバい・ふつう」では伝わりません。そのような言語能力では将来、同じ年代の人だけでなく多くの人と接するようになったとき困るのは目に見えています。


目の前の「国語」という教科の学習のためだけでなく、将来の土台を築くための「読書タイム」を設けてみてはいかがでしょうか?