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啓新セミナー

[2013年12月20日]

あえて「うんざり」する言葉を・・・

今年もあと10日ですね。授業の方も明日で通常授業は終わり、23日(月)からはいよいよ冬期講習となります。寒さに負けず、頑張りましょうね!!

今日は冬休みの過ごし方についてお話ししたいと思います。

中3生は入試前最後の長期休暇。受験生にとって最も大切なことは「生活を乱さないこと」です。学校が休みになると、どうしても夜更かし朝寝坊の生活をしてしまう子が多くいます。また、「自分は『夜型』だし、夜の方が静かで集中できるから夜中にやるんだ〜」なんて言う子も出てきます。第一に考えるべきことは、「受験は夜中に実施されない!!」ということです。

多くの中学生を見てきて、大体「夜型」なんて言って、本当に効率よく一生懸命勉強している子はまずいないということです。確かに夜の方が様々な生活音が少なく、し〜んとした環境ではあります。しかし、本番の入試は朝から夕方にかけて実施され、全くの無音状態で試験を受けるわけではありません。多少の雑音がある中でいかに集中して力を出し切れるか?が本当の力です。

また、本来人間の体は「夜型」ではないといいます。朝昼逆転状態の生活をすれば学校が始まった時に体を崩す元にもなります。これからの時期、体調を崩さずに過ごすことが出来るかどうかも合格をつかむために必要なこととなります。体調を崩して寝込んでしまえば、その分学習できなくなりますからね。

冬休みの期間だけでなく土日など学校がない日も、学校がある日と同じ時間に起きて同じ時間に寝る―リズムを保った生活をし続けることが大切です。本当にやる気があってきちんとやれる子は時間や場所を選んで学習しません。中途半端なことをしている子ほど、時間や場所、様々なことに注文(文句?)をつけたがるものです。ここからの2か月半はとにかくがむしゃらにやるしかありません。

合格に向けての学習は今しかできません。3月末になってやっても入試は終わっています。自分の理想とする高校生活を送るためには我慢しなければならないこともあるかもしれませんが、いずれにしても一度はどこかで泣くぐらいの苦労が必要です。入試前に勉強が辛いといって泣くのか、入試後に自分の望まない結果になって泣くのか、どちらが良いか考えましょう。

楽しい・楽ちんだけで道は開けません。入試だけでなく大人になって社会に出ても同じです。どこかで苦しい思いをして峠を登るからこそ、その先の新しい道が見えるのです。自分たちが思い描く高校生活を迎えられるよう、今しっかりと一歩ずつ登っていきましょうね。

勉強をしなければいけないのは中3生だけではありません。中1・2生も次の期末テストまで2ヵ月をきりました。冬休み前最後の授業で、中1・2年生には理社の課題を冬休み用に出しました。テストまで2ヵ月と言っても、その間にクリスマス・年末年始と色々な行事が多い時季です。その期間を差し引くと、実質、1か月半ぐらいしかありません。今から準備するのは当たり前のことですよ。まずは、毎回の課題・小テスト勉強をしっかりしましょう。前回の中間テストの反省を忘れないでください。一つ一つのことをしっかり丁寧にやることが得点UPの一番の近道です。

特に中2生はそろそろ入試の内申点を意識して定期テスト対策にしっかり取り組んでもらいたいと思います。

勉強のことばかりで「うんざり」かもしれませんが、学生時代の今だからこそできるのがテスト勉強です。今、目の前のことを一生懸命出来ない人は大人になってもできません。今、だらしないことを続けていれば大人になってもだらしない人になります。今、多少辛くても、頑張ってもらいたいと思います。一歩ずつ、一緒に頑張りましょう(^O^)/。