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啓新セミナー

[2014年1月24日]

懐かしい教科書をだして・・・

今日は朝の冷え込みは厳しかったのですが、だんだん暖かくなってきましたね。1月にこれほど暖かいのも珍しいですよね。今日のこのポカポカ陽気を満喫したいと思います。今週は私立高校の専願・併願入試がありました。塾生も全員合格!取りあえずは受験第一弾は一段落です。次は3月の公立高校入試!全員が合格できるよう、更にパワーアップした指導をしていきたいと思います。

子どもが産まれてからはなかなかゆっくりテレビを見る機会もなくなり、いつも録画しては見る時間がなく消去する状態ですが、大河ドラマは色々な勉強にもなるので見るようにしています。残念ながら昨年の「八重の桜」は途中で見るのを断念したのですが、今年の「軍師官兵衛」は今のところ何とか全話見ることが出来ています。主人と違い、戦国時代がそんなに好きなわけではないのですが、今年は竹中半兵衛が登場するので少し楽しみです。特にファンという訳ではないのですが、父方の在所が関ヶ原で竹中家とも縁があるため、竹中半兵衛が出るドラマは思わず見てしまいます。

大河ドラマを見るとその時代の流れを知ることが出来て良いですね。忘れている出来事も多くあるので、大河ドラマを見るときはふる〜い高校の時の教科書や参考書を横において調べながら見たりします。
img1 学生時代に日本史を専攻していたこともあり、家に「日本史辞典」もあるので調べるのにはとても役に立ちます。後で調べようと思っても忘れてしまうことがよくあるので、なるべくその場で調べられるように近くに置いたりしています。今さらながら、学生時代にこれぐらい熱心に調べるクセがあれば良かったなと思います。


以前教えた子どもの中にいつも手製のメモ帳を持って歩いている子がいました。授業中はそのメモを机の横にひっかけて、少しでも疑問に思った言葉に出会うとすぐメモをしていました。とても学力の高い子だったのですが、それほどガリ勉タイプではなく生徒会の仕事も部活動も熱心にしている子でした。その子に勉強の仕方を聞くと、宿題以外は何か特別な教材をやるわけではないのです。それでも学校の通知表は相対評価の時代でオール5に近い成績です。特別にキレるという子でもなかったので普通に宿題やるだけでそんな成績がとれるには他に何かあるんじゃないか?と思いいろいろ話してみると、その子の学力の土台にそのメモ帳があることがわかりました。

その子はいつでもそのメモ帳に気になった事分からない事をメモし、そのメモの一つ一つを必ずその日の内に調べてから寝るということをしていたのです。しかも調べるときはいつも紙ベースの辞書や辞典を使っていました。

その子と出会い、

?わからないことや気になった事をそのままにしない 

?調べるための道具をそろえておく 

という2つのことが大切だと思いました。以前読んだ本の中にもリビングに辞書や辞典を置くと良いとありました。子どもが多くの時間を過ごすリビングに調べる道具を置くことが良いそうです。わからない時に『すぐ調べる』というのは癖のようなものです。その習慣があるかないかで蓄積される知識の量は変わってくるのでしょう。その子と出会ったのはもう10年以上も前のことですが、自分自身も少しでも知識の蓄積ができるよう今さらながらやっています。

特別な教材をやることだけでなく工夫次第で日常生活の全てのことが学習の土台の知識となります。「すぐ調べる」は大人が実践することで子どもにそのような習慣を身に付けさせられるのかもしれません。ご家庭での取り組みの参考にしていただければと思います。