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啓新セミナー

[2014年2月3日]

途中式

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先日新聞を読んでいましたら、「『卑弥呼の鏡』と呼ばれる三角縁神獣鏡が、鏡面に太陽光を当て壁に反射させると、裏面の文様を映し出す『魔鏡』だったことが分かった。」という記事がありました。
大昔の人々がこんな技術を持っていたなんて感動ですね。
今度の期末テストの『光の反射・屈折』が全然わからない!と言っている中1生に聞かせてやりたいですね。
しかも、『魔鏡』であることがなぜわかったというと、愛知県犬山市の東之宮古墳(3世紀後半)で出土した三角縁鏡を基に、3Dプリンターを使って精巧なレプリカを作って実験したからだというからさらに驚きです!
太古の技術もすごいですが現代の技術もすごい!
しっかり勉強しなければ話についていけませんね。


昨年の秋に入塾した小学生の男の子が、ここにきてぐんぐん力をつけています。
学力向上に必要な要素は、『素直で前向きであきらめないこと』であると思うのですが、それをきちんと身につけている子です。
どのお子様も「もっとできるようになりたい!」と言って塾に来るのですが、『言われたことを言われたとおりに継続してやる』ことができる子は、ほんの一握り。自分勝手な判断でやったり、めんどくさくなってやらなかったりする子がほとんどなのです。
我々は学習指導のプロであり、スポーツで言えば監督です。
同じことをやっていても、指導者の言うことを素直に聞く子とそうでない子では大きな差が生まれます。
先ほどの子のように、我々の言うことをきちんと聞いて実行する子は、半年足らずでも成果を出せますが、きちんと言うことを聞かない子は、何年通っても効果は出ません。

算数・数学の学習において大切なことは『途中式』を書くことだと思います。
『途中式』を書いておけば、
 ?頭の中で考えたことがはっきりわかり、
 ?どこで何を間違えたかがすぐわかるので、
 ?間違えたときに、いちいち全部直さずにピンポイントで直すだけ済む。
といったいいことがあります。
『途中式』がなければ、子どもたちは最初から全部解き直さなければいけないし、我々も何を間違えたかがわからないので、1から全部説明しなければなりません。
時間と労力の無駄ですね。
毎週同じことを書いていますが、『基本を徹底させる』ことが我々の大事な仕事ですね。
根気よくやっていきます!

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