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啓新セミナー

[2014年3月3日]

観察

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

来週はいよいよ公立高校の一般選抜!
先週発表された倍率を見てビックリしている子もいましたが、ここまできたらあとは自分を信じるだけ。
残りの1週間を「1週間しか」と思うか「1週間も」と思えるかは時間の使い方次第です。
時間の管理と体調の管理をきっちりやって本番にのぞもう!


当塾では、高校入試に向けて、中3生がラストスパートをかけていますが、中2生も受験勉強をスタートさせました。
中2生にとっては『受験』は未知のもの。
まったくピンときていないようなのですが、それでも、近くで中3生が必死で勉強している姿を見たり、受験のことを話題にしているのを聞いたりしながら、自分たちも受験対策を始めたのは、刺激になっていると思います。
普段なら、「この問題難しいよ」で終わっていることが、「これぐらい解けないとヤバいですか?」になっているのです。
少しは『受験が自分のこと』のように思えているのではないでしょうか?

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以前、算数・数学の『途中式』をきちんと書くことをこのブログで書きましたが、少しずつ効果が出始めました!

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写真の子は、字が雑で、どこに何を書いているかまったくわからなかったのですが、『解答スペース』と『間違い直しスペース』がはっきりわかるようにして書かせたら、すごく見やすくなりました!
(単に真ん中に線を引いただけなのですが・・・)
本人も自分で自分の字が読みやすく?なったようで、自分で間違いに気づき、いちいち最初から全部直さなくても、部分的に直すだけで済むようになりました。
間違い直しに時間がかからなくなれば、当然進むのも速くなります。
進むのが速くなれば、復習の時間がたくさんとれるようになります。
ということで、下がり続けていた点数が今回は見事にUPしていました!
ほんとうによくがんばったと思います。

思うような点数が取れないとき、子どもたちはみんな「何とかしたい!」と思います。
でも、「何とかしたい!」と思っても、「何をすればいいか」わからなくて困っているのです。
その「何をすればいいか」をしっかり指導するのが我々の役目。
しかし、「何をすればいいか」は一人ひとり違いますので、一人ひとりをしっかり『観察』することが大事。
授業プリント、宿題ワーク、ノートの書き方、・・・ これらをきちんと把握していないと正しい指導はできません。
塾の講師は、『教科の知識』だけでなく『観察』する力も鍛えなければいけませんね。