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啓新セミナー

[2014年4月4日]

きっかけはAKB48!?

厳しい冬が長かった新潟にも桜の開花宣言がされましたね。昨日は20度以上の暖かいというより、少し汗ばむほどの陽気。まさに「春」を感じる一日でした。今日は一転、少し肌寒い雨模様。天気が落ち着かない春は体調を崩さないよう気をつけたいものですね。


今週から新年度の授業が始まりました。
新中1生は初めての夜の授業。9時近くになるとすこ〜し眠いような様子ですが、それでも一生懸命頑張っています。英語では慣れない英文の書き方に苦労しながらも、ちょっと面倒くさい辞書引きにも面白がって取り組んでいます。単語の発音を聞くと、元気のよい大きな声で一生懸命発音します。彼らのそんな初々しい前向きな様子を見ているとこちらも更に気合が入ります。また、塾に慣れてきた2・3年生もその様子を見て、今までよりも取り組みに前向きさが増しました。とても素敵な相乗効果です。

新1年生だけではありません。啓新セミナーの授業スタイルでは、複数学年が同時に授業となります。中学生の時間帯、新中1〜中3が机を並べている様子を見ると、2・3年生の子たちの成長ぶりに気付かされます。まだまだ幼いと思っていた彼らが中1生と並ぶと落ち着いて大人びてきていることを感じます。子ども達の成長は早いものですね。またこの1年、彼らがどんな風に成長していくかがとても楽しみです。また、彼らに負けないように私たちも成長していきたいと思う今週でした。



さて、先日ネットで面白いものを見つけました。今年の春の甲子園の行進曲にもなったAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の平安バージョンです。歌詞を平安時代風にアレンジしたものがツイートされて、今話題になっているようですが見てみるとこれが面白い!!タイトルは「恋ひたる辻占煎餅」!!元歌の「未来は そんな悪くないよ」は平安Ver.では「行く末 さほどわるくあらじ」、「カモン カモン カモン カモン ベイビー 占ってよ」は「来たれ 来たれ 来たれ 来たれ 童 占ひてよ」です。曲を聞いてみるとこれがまた、うまく曲にぴったりはまっています。一つ一つの言葉の古語訳がなるほど〜と思うものばかり。古典の新境地だと思いました。

高校に入ったころ、古典がとても苦手で赤点ギリギリなんてことがよくありました。高校2年生になり教科担任が変わり、その先生の教え方がとても面白く、その後は古典が好きになり得意教科と思えるようになりました。古典に限らずどんな教科でも、ちょっとした「きっかけ」で得意にも不得意にもなります。私にとってはその「きっかけ」が先生でしたが、きっかけなんて何でも良いと思います。中・高生で古典に苦労している子は多くいます。子どもたちに人気のAKB48の歌がこのように古典バージョンとなることで古典の学習の「きっかけ」となると良いなと思いました。