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啓新セミナー

[2014年4月18日]

授業中に「涙」

新潟市の桜も満開となりまさしく春本番ですね。今週の日曜日には家族で運動公園に出かけ、お花見をしてきました。最も花を見ているのは大人だけでチビはナゼか側溝の枯葉を踏むのに一生懸命になっていましたが…(^_^;)。4月も後半月ほど。短い新潟の春を満喫したいですね。

子どもたちも学校が始まり早2週間が経ちました。新中1生の子たちも学校に慣れ始めたようで新しい生活を満喫しているようです。部活動の体験入部も始まり新しいお友達もできたようで毎日楽しいと言っています。塾に来るころは少しお疲れのようですが、授業が始まればやる気一杯!!体の疲れも気合で乗り切ろうと取り組んでいます。数学も英語も新しい勉強なので楽しんでいるように見えます。

英語の授業では今週から本格的に単語・教科書本文の小テストも始めました。単語を覚えたり、本文を覚えるのには、やはりどの子も苦戦しています。単語を覚えたり英文を覚えるのは発音して何度も書くしかありません。厳しいようですが、書けないときは何度でも再テストを行います。英語の学習が本格的に始まった「今」だからこそ敢えて厳しく指導しています。何事も始めは肝心。覚える量が少ないこの時期に「覚えるコツ」や「覚え方」を掴むことができるかどうかは今後の学習に大きく影響します。後々になればなるほど、覚えなければいけない量が増えるので「覚えること」自体が嫌になります。だからこそ今「厳しく」です。

そんな中、自分が思ってたように単語が書けなくて、授業中涙する子がいました。小テストの採点後には×なおしをさせるのですが、泣きながら英単語を書いていました。後から泣いた理由を聞いてみると、
「書けなくて悔しかった」
ということでした。小学生の授業のときには、宿題が出来なかったり、授業中バツがたくさんついても泣く子ではありませんでした。この小テストがよほど悔しかったのでしょうね。私はそんなその生徒が本当に頼もしく、そして嬉しく思えました。確かに今回の小テストでは書けませんでしたが、その「悔しい」という思いを持つことができるその子は、これから「伸びる要素」をたくさん持っているということです。
出来たらラッキー、出来なくても別に良いと思っている子はなかなか伸びません。勉強に対して「悔しい」と思えるということは「もっと頑張れる」ということです。勉強は努力した分だけの結果が出ます。その子がこれからも、そんな気持ちを持ち続けて学習に向かっていけるように精一杯サポートしていきたいと思います。


さて、新学期が始まったばかりですが、今年度初めての定期テストが2ヵ月後です。既に予想される定期テスト範囲の学習が終了する子から順次テスト対策を始めています。まだ始まったばかり・・・と思っているかもしれませんが、これからはゴールデンウィークがあったり、部活動の大会があったりと忙しくなります。テストの2週間前からではなく「定期テストが2ヵ月後にある!」と意識をして日々の学習に取り組んでいきましょう。特に理科・社会の学習が思うように進まない子が多くいます。毎回の授業後の復習が大切です。授業で学習した範囲の教科書を読み返すだけでも良いので日々、取り組むようにしましょう。出来れば自分なりにノートにまとめたりすると良いですよ。「意識して行動する」ことが大切です。行動しなければいつまでも結果は変わりませんよ。「行動」あるのみです。