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啓新セミナー

[2014年4月25日]

記録ノート

気持ちの良い日が続きますね。日中は日差しが暖かくて良いのですが、朝晩はまだまだ冷えますね。一日の寒暖差があるので体調管理には気をつけたいものですね。

新学期の授業が始まって約1ヶ月が経ちます。今年から中学生には毎日の学習記録をつけるノートを配付しています。日々、何の教科を何分勉強したのかの記録をつけさせています。今週の授業では新学期からの3週間分の学習記録を計算しグラフにしました。

グラフにしてみると教科による学習のばらつきや学習内容などが明確になるため、私たちが子どもたちの家庭学習の様子を細かく把握できるだけでなく、子どもたち自身も自分の家庭学習を見直すことができるため、家庭学習に対して意識できるようです。

子どもたち自身、「国語は頑張ったけど、理社は全然やってない〜」とか、「今週は数学頑張った!」など自分の学習を振り返ることができました。学習は自分自身が何をどれだけやったかを把握しているかどうかが大切です。それによって、その後に何をどれだけやるべきか?を考えることが出来るからです。なかなか毎日記録するのは大変なようで、中には塾に来て慌てて2・3日分をまとめて書く子もいますが、それでも週に2回の授業日にその日までの自分の行動を振り返るだけでも、それまでとは違うと思います。結果を変えるには行動を変えることが一番大切です。今年もどの生徒も昨年より飛躍した年にするために続けていきたいと思います。


この学習記録には、「今週の読書」の欄があります。記録を見ていると学習の内容だけでなく、どんな本を読んでいるのか?を知ることが出来ます。そのお蔭で、子どもたちと勉強以外に本について色々と話す機会が増えました。私自身、どうしても読む本のジャンルが偏ってしまうのですが、子どもたちと本について話すことによって今まで読んだことのない作家やジャンルに目を向けることができ、とても有難いです。逆に私の方からこの本面白いよ!と話し、本を貸すこともあります。先日も、本を貸した生徒と、その本やその作家の別の本について話して盛り上がりました。

学習記録ノートを通じて生徒と共通のことで話す機会が得られてとても嬉しかったです。塾の講師をしていると、大人の人と話す機会よりも子どもと話す機会の方が圧倒的に多いのですが、今どきの子供たちからも色々な刺激をもらえます。自分の周りにはない世界を広げてもらえるのは本当に有難いことです。これからも本だけではなく子どもたちと色々なことを共有してお互いに刺激や気付きを得られる関係を築いていきたいと思いました。