[2014年5月23日]
5月というのに寒い日が続きますね。我が家ではなぜか今頃?と思いつつエアコンがフル回転!もちろん暖房です。洗濯物も乾かないので憂鬱な日々です(-_-;)。早く春らしい〜日に戻ってほしいな〜と思っているのですが、よく考えればもう少ししたら梅雨ですよね。変な気候が続くので体調管理には気をつけたいものです。
授業ではテスト対策が始まっているのですが、本格的な対策授業期間も間もなく始まります。すでに何人かのお申し込みを頂きました。ありがとうございます。部活動の大会を控えているため、子どもたちはやや(かなり?)「めんどくさ〜」という雰囲気ですが、日一日とテスト期間が迫ってきます。お互いに頑張りましょうね。
今日はそのテスト対策の国語から一言。
国語のテストでは必ず記述問題が出題されます。ですが、多くの生徒はこの記述問題が苦手です。ですから、対策授業でも記述問題対策に力を入れています。定期テストに限らず、入試でも必ず出題されます。また、記述問題は国語だけに限った事ではなく理科・社会でも出題されます。つまり、「記述力」は全ての教科に必要な力と言えます。
啓新セミナーでは一人ひとりの語彙力・記述力が違うのでそれぞれの力に合わせたメニューで対策しています。基本的にはテスト形式で問題を解かせた後、解答をチェックし、出来なかった問題を一つ一つやり直しさせています。記述問題の○付けをすると、多くの生徒が本文は一生懸命読んでいるのですが、設問をきちんと読んでいないことに気づかされます。設問をきちんと読んでいないため、聞かれたことに対する答えとなっていません。
先日も
「筆者が『言葉が貧しい』と思ったのはなぜですか?」
という設問に対し、「〜〜言葉が貧しいから。」と答えていました。
「言葉が貧しいと思った理由」を聞かれているのに、「言葉が貧しいから」では答えになっていません。こういう答えを書いてしまうのは、まず、第一に「言葉が貧しい」の意味が理解できていないからです。生徒達は「言葉が貧乏ってどういうこと?」と思いながら本文を読み、設問を解いているのです。よく意味が分からないから、設問中に出てきた「言葉が貧しい」という言葉を使って答えを作ればよいと思っているのです。
第二に、記述問題は取りあえず、文章中のもっともらしい(多くがよく意味が分からないちょっと難しめと思える)熟語や言葉をつなぎ合わせて、ある程度の量を書けば何とかなると思っていることです。これでは書いたところで正解になるはずがありません。
授業では、○付けの後、本文や設問のキーワードをピックアップして理解できているか確認しています。そして、意味が曖昧だったり、間違えて覚えていたりする言葉を全て辞書で調べさせています。その上で、文章の話の展開を一緒に確認していき、それから再度、解答を作成させます。一つ一つの問題に対してこのように指導していくため、時間がかかるのですが、そのために早い時期から昨年度の出題範囲をもとに対策授業を行っています。
生徒の皆さんからしたら、まだ1ヶ月もあると思っているようですが、もう1ヶ月しかないのです。記述力の強化は目の前に迫ったテストや国語の得点UPのためだけでなく、全教科の学力UPと入試に向けた一歩です。今の一歩が無ければその先もありません。めんどうだな、イヤダなと思うのは分かりますが、この日々の取り組みを大切にしていきましょう。