[2014年6月20日]
今日は朝からサッカー観戦!!世界の舞台で戦うことは大変な事ですね。結果は引き分けで残念でしたが、必死で戦う選手たちの姿は本当に素晴らしいですね。次の試合も頑張って欲しいと思います。頑張れ!ニッポン!中学生の子どもたちも今日は中間テスト2日目。全日本代表の選手たちのように精一杯頑張って欲しいと思います!
昨日で公立中のテスト対策授業が終わりました。テスト対策の授業の中で何度も驚かされたのが社会の授業です。地理・歴史問わずビックリ解答が続出しました。
●日本の周囲にある海、日本海・太平洋・東シナ海、もう一つの海は?
・・・ベーリング海
???
●イスラム教を広めた人の名前は?
・・・バクダット
???
中1から中3まで学年関係なくすごい解答が出てきます。社会は得意・不得意が出やすく単元によっては手も足も出ない生徒もいますが、大人からすれば「それぐらい・・・」と思うようなことを知らない子が年々増えてきている事を感じます。人名なのか地名なのか建造物名なのか出来事なのかの区別がついていないようです。
以前も日本の県名を書かせてみたら、北海道・沖縄・新潟までは書けたけど、後はぐちゃぐちゃなんて子もいました。時代の順序も、縄文、弥生までは分かったけどその後は江戸→平安→鎌倉なんて答えを書いた子もいました。そのレベルから定期テスト対策を始めるとテストの全範囲の対策までするのは至難の業です。少なくとも都道府県の位置、日本の時代の順序ぐらいなどは中学に入る前までにしっかり覚えておかなければ中学での学習はちんぷんかんぷんになります。
社会だけでなく理科でも言えることですが、この2教科は興味があるかどうかがカギを握ります。美術館や博物館、史跡などに何回か行ったことがあったり、百科事典などを読んだりしたことがある子は興味を持ちやすくなります。また、そういった場所へあまり行ったことがなくても、理科や社会に関する番組をよく見る家庭の子や「大河ドラマ」を見る習慣がある子は何かしらの興味を持っている子が多くいます。つまり、興味がもてるようになるかどうかはどれだけ理科・社会に関するものに触れたかで決まるのだと思います。
学習において「興味」があるかどうかはとても大切です。「興味」があるから「学ぶ意欲」がわく。「学ぶ意欲」があるから楽しんで取り組むことができる。そんな良いスパイラルとなっていきます。学習を楽しく取り組めるかどうかで結果は変わります。上記のような珍解答をする子だけでなく理社を苦手とする子はそれぞれの教科や単元に対して「まったく興味がない」と言います。興味がないので一から全てを苦行のように感じながら学習していくことになります。それでは一つ一つの用語がなかなか頭に入っていかないのは当然です。何かしら一つでも知っているものがあればそこから学習を広げていくことができます。彼らの様子を見て小学生の間に一つでも多くの知識をつけることの大切さを感じました。
このような中学生の現状から来月末から始まる夏期講習では小学生の「理科・社会」を開講することにしました。中学生の授業は定期テスト・入試の対策としてもともと5教科態勢で授業を行っているのですが、小学生は国語・算数・わくわく文庫の開講でした。しかし、小学生のうちから理科・社会に触れる機会を作ることが中学での学習の土台として必要だと感じたからです。数年後の定期テストや入試対策の準備を今から始めたいと思います。長期休暇となる夏休みは様々なことに触れることが出来るチャンスがたくさんあります。今年の夏は、更にアツくより実りの多い夏にしたいと思います!!