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啓新セミナー

[2014年7月25日]

「きっかけ」となる1時間

昨日より、「夏期講習」が始まりました!!8月31日までの講習期間中は朝10:00から授業です(^O^)/夕方と夜の授業時間は今までと同じですが、講習期間中は午前の部があります。 昨日は中学生が、今日は小学生が朝から集中して一生懸命頑張りました!

講習期間中は、通常授業と講習授業を並行して行っています。ですので、通常授業では今まで通り、学校の進度に合わせた内容での授業をし、講習授業では今までの学習の復習に力を入れて授業をしています。特に小学生はこの夏、「国算プラス読書」&「小学生理科・社会」コースを新しく開講しました。普段は国語・算数で受講されている方が、この「プラス読書」コースや「理科・社会」コースを受講されます。今日の授業でも「国算プラス読書」のコースの受講生が驚くほどの集中力で取り組んでいました。
「国算プラス読書」コースでは、夏期テキストによる算数の授業と、「わくわく文庫」を使った「速読聴」による読書(ナレーションによる音声を聴きながらの読書)をした後に、その本の内容に関する問題演習をする国語授業を行っています。

今日の生徒さんの場合、指定図書は宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」です。授業の始めに本を渡したら、「え〜難しそう・・・」と嫌々モード全開でしたが、授業後は「ナレーションを聴きながらだったから、普通に読むより話が分かりやすくて、意外と難しくなかった!(^^)!」とのコメントをもらいました。読書後の「あらすじまとめ」でもポイントをきっちり抑えて、とても上手にまとめられていて「こんなにほぼ完ぺきなあらすじがまとめられるようになった!」と感動してしまいました。

国語に対して苦手意識というか、「面倒くさい!」という気持ちが大きく、入塾当時はちょっと考えてできないとすぐに投げてしまうところがある生徒でしたが、1年、2年と積み重ねてきたことにより、ちょっとハードルの高い学習でも頑張る姿勢と乗り越えられる力がついてきたのですね。「銀河鉄道の夜」は良いお話ですが、ちょっと難しめです。正直、授業前は大丈夫かなと少し私自身も不安でしたが、思い切ってハードルを上げてみて良かったと思いました。

越えられるハードルばかりを飛ばせるのではなく、夏休みのように時間的に余裕のある時にぐっと高いハードルを飛ばせてみることで大きく変化・成長するきっかけができます。今日はまさにその「きっかけ」となる1時間だったと感じました。

私は塾講師という仕事が大好きです。学生時代のアルバイトを含めるともう20年近くやっていますが、未だ飽きることがなく、とにかく授業が楽しくてたまりません。なぜ?と聞かれるとうまく答えられないのですが・・・。しかし、きっと今日のように子どもたちが変化する「きっかけ」に立ち会えることが1つの理由かもしれません。

これからまだまだこの先1か月講習が続きます。夏は子どもたちが変化する時期です。1つでも多くの彼らの変化の「きっかけ」に立ち会えることを楽しみに頑張っていきたいと思います!