[2014年9月19日]
めっきり秋めいてきましたね。朝晩は風も冷たく、少し厚めの布団をかけて寝ないと朝方は寒いぐらいですね。秋は食べて良し、出かけて良しと色々と楽しむことが出来るので大好きな季節です。体調管理に気を付けて秋を満喫したいと思います(^O^)/。
昨日の授業でようやく公立中のテスト対策が終わりました。今日がテスト2日目。今までの頑張りが結果となって表れることを願うばかりです。今回の上山中のテスト範囲は、英語はあまり広くないのですが、国語はどの学年も詩・短歌・俳句とイマドキの子どもたちには難度が高く感じられるものとなりました。詩歌では表現技法などは勉強すれば得点できますが、それぞれの情景を思い浮かべ、意味を真に理解するには一人ひとりの子供の持つ「感性」がものを言います。先週のブログでも書きましたが、幼少期の体験が大きく影響するため、ハードルを高く感じる子が多いようです。時間をかけ一人ひとりが難しいと感じるものを解説し、問題演習に取り組んできましたがテスト後の子どもたちの反応はやはり「難しかった〜」に尽きるようです。大きくなってから「感性」を磨くことはなかなか難しいものですが、今回のテスト勉強を通して子どもたちが自分の心に響く詩歌に出会えると良いと思いました。
さて、期末テストが終わると中3生は受験に向けた学習が本格化します。啓新セミナーでも早速、10月の秋休み中には今年から始まる「筆答検査」の対策を始めます。初回の全体指導は10月13日(月・祝)の10:00から行います。無料ですし、是非全員参加していただきたいと思います。今年の受験生から通常の5教科の学習に加え、筆答検査の対策を行わなければならないので、生徒の皆さんにとっては負担が大きく感じられるかもしれません。しかし、どうせ勉強しなければならないのなら楽しみながらとまでは言いませんが、自分自身のステップアップのためと前向きに取り組んでもらえればと思います。この先、勉強や仕事でも人間関係でも嫌だと思うことに向き合わなければいけないことは多く出てきます。そんな時、嫌々何かをするより、前向きに取り組んだ方が身に付きやすくなりますし、何よりもその取り組んだ時間がより充実したものになるのではないでしょうか。嫌な事から逃げてばかりいられないのが現実です。受験に対する受験勉強期間は一生の内、今しかありません。その『今』をより有意義に過ごしてもらいたいと思います。
また、今出来ないことをそのままにしておいたら出来るようにはなりません。塾生にもよく言いますが、今読めない漢字はそのままにしたら大人になっても読めるようにはなりません。今の自分の延長線上に大人の自分がいます。学生時代は色々なことに知識を広げられるチャンスです。一歩一歩しっかり歩んでいってください。中3生だけでなく中1・2年生や小学生も同じです。特に小学生はその後の学習の全ての基礎が小学校での学習となります。家を建てるときの設計図と同じです。小学校の間にどれだけ基礎学習をしっかりしたかで中学・高校での『伸び』が違います。学習は学年が上がるにつれて複雑に難しくなります。だからこそ、小学生の間にしっかりと学習習慣をつけ、基礎的な内容をきっちり反復練習しなければいけないと思います。
とりわけ学習習慣を身に付けられるかが大切だと思います。最近では小学生ほど習い事が多く勉強時間を確保するのが難しいようですが、「毎日決まった時間に学習を開始する・勉強0分日を作らないようする」などの習慣を身に付けておくとよいと思います。小学生の間にそうした習慣がついていないと、中学になってからでは学習習慣が身に付きにくくなります。逆に小学生のうちにそうした習慣がついている生徒は中学生になった時にスムーズに学習活動を行うことが出来るようになります。
学習の成果は植物の果実と同じだと思います。どれだけ手間暇をかけたかで味、つまり成果が違います。『実りの秋』、一つでも多くの『おいしい実』がつくように私たちも指導・声掛けをしていきたいと思います。