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啓新セミナー

[2014年10月20日]

2つの関門

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

一昨日の土曜日は、息子を連れて『アンパンマンショー』に行ってきました。
昨年は30分前に行って座ることができなかったので、今回はその反省をいかして1時間前に行き、なんとか座って見ることができました。
(昨年はずーと『だっこ』して立ち見でしたので、腕がパンパンで腰も痛かった。40過ぎのおっさんには酷でした!)
帰りは大渋滞で、すごくぐったりしましたが、息子が大喜びなのがなにより。がんばって行った甲斐がありました。
それにしても『アンパンマン』の集客力はすごいですね! 


現在小学5年生が『分数のたし算・ひき算』を勉強しています。
以前、『分数ができない大学生』ということば話題になりましたが、5年生のこの時期にしっかりやっておかないと、ほんとうにとんでもないことになってしまいます。
分数のたし算・ひき算は、分母を揃えて、分子をたしたりひいたりすればいいのですが、最初の『分母を揃える』ことに時間がかかってしまう子が多い!
分母を揃える=通分する ことに時間がかかってしまう子は、最小公倍数を暗記していないが原因。
通分する(最小公倍数を見つける)たびに、いちいち公倍数を書いているので時間がかかってしまうのです。
もちろん、すべての数の最小公倍数を暗記する必要などなく、2と3(=6)、3と5(=15)、4と5(=20)など分母同士をかければいい数以外は、4と6(=12)、8と12(=24)、6と9(=18)などのよくでる数だけを暗記すればいいのです。
51と27などを通分する問題はまず出ませんからね。
通分がすんなりできるようになれば、第一関門クリアです。
あとは分子をたしたりひいたりするだけなのですが、ここでまた問題が・・・
第2関門は、でてきた答えが約分できるかどうか判断することです。
3/6(6分の3)、16/30(30分の16)などがそそままという子がけっこう多い!
約分ができるかどうか判断できるようになるには繰り返し練習することと、常に約分できるかどうかを意識するしかないですね。
この2つの関門は、小学5年生にとってはけっこうハードルが高いもの。
でもこのハードルを越えてしまえば、安心とはいえませんが、今後の算数の学習がスムーズにいきます!

勉強にも『旬』があります。
分数の計算は5年生のこの時期にみっちりやるべきもの。
「あとでまとめて・・・」なんて言わないで、今きっちりやってほしいですし、きっちりやらせることが我々の使命であると思っています。