[2014年10月27日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先日新聞を読んでいたら、次のような記事がありました。
−中教審の高大接続特別部会は24日、新たな大学入試制度の答申案を大筋でとりまとめた。学力は従来の大学入試センター試験に代えて導入する「大学入学希望者学力評価テスト」で測るとした上で、大学ごとに実施する入試では面接や討論を課すなどし、人物を多面的に判断して入学の可否を決めるよう求めている。知識を問う学力テストの点数のみで合否を判断する入試から脱却を図るのが狙いで、身に付けた知識を活用する力や主体的に学習に取り組む態度なども評価することが重要だとしている。−
正式決定ではないようなのですが、もし『討論』が入試で課されるなら、受験生はいつ・どこで討論の練習をすればいいのだろう?と思ってしまいました。
大学入試というのは、高校3年間で学んだことを評価するものであって、学校以外で学ばなければいけないものを課すのはどうかと思います。(今後、『討論』の授業が必須になれば話は別ですが・・・)
現在は、入試改革ばかりに焦点があたっていますが、大学の中身を変える方が先ではないでしょうか?
今はどこの大学も、『就職率』を売りにして、大学=就職予備校 みたいな感じになっています。
やはり大学というのはしっかり学ぶところであるべきであると思います。
『討論』が入試科目になるのなら、『討論』ができなければ卒業できなくしたほうがいいのではないでしょうか?
けっこういい加減に生きてきた私でも、近頃は日本の将来を心配することが多くなってきました。
現在お預かりしている小中学生が大人になったとき、日本はどうなっているのだろう?と本気で考えます。
ゆとり教育が廃止になったとはいえ、まだまだ小中学校の学習内容はゆるいです。
ですから、せめて大学だけはきちんとした学習機関であってほしいと思うのです。
(とはいえ自分自身、大学でしっかり勉強しなかったので、偉そうなことは言えないのですが・・・)
入試は少しぐらい甘くても、卒業の条件をもっともっと厳しくしたほうがいいのでは?
あくまでも個人的な意見ですが・・・
先週末から各学校の後期中間テストのテスト範囲が出始めました。
将来どんな大学入試になってもしっかり対応できるように、まずは目の前の中間テストに集中したいですね。
限られた時間でしっかり結果が出るように気合を入れて指導したいと思います。