[2014年10月31日]
今日で10月も最後ですね。朝晩はぐっと冷え込み、冬がすぐそばまで来ていることを感じさせる日々ですね。夏より冬の方がどちらかと言えば好きな方ですが、それでもこれからの寒い日々を想像するとちょっと気が滅入ります。体調管理に気を付け、元気よく今年の冬も頑張りたいと思います!!
今週は教材会社さんによる全国の公立高校入試に関する勉強会に行ってきました。新潟県入試だけでなく、「全国の入試問題の傾向から今後の指導を考える」ということがメインテーマの勉強会でした。
毎年、全国の高校入試問題を集めた問題集を用いて指導しているので、他の都道府県で出題されている問題には触れていますが、具体的にどの県でどのような問題の正答率がどれぐらいか?などの細かい情報まではなかったので非常に勉強になる機会となりました。新潟県以外の公立入試での出題傾向、実際の各小問の正答率は今後の指導の重点単元、指導内容に大きく関わってきます。新潟県の公立入試の過去問だけでは新傾向の問題に対応しきれませんが、他の都道府県での動向をみておくとそうした問題への対応力をつけさせることが出来ます。実際に全国の入試問題を細かく分析している教材会社ならではの内容で、本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。
勉強会の中で最も印象的だったことが、
?新潟県公立入試の国語は全国トップの難しさである
?今後、英語の入試問題に大きな変化が考えられる
の2点です。2014年度入試の国語は平均点が43.7点と、入試の平均点が公表されている都道府県の中ではその難しさは全国1位だったそうです。難しいとはわかっていましたが、「全国1位」とはちょとした衝撃でした。また、5教科の平均点227.8点というのも全国的に見てかなり低いそうです。過去の入試問題の新潟県での平均点や得点分布については把握していますが、他の都道府県と比べてという見方をしていなかったので、こうした結果には驚きました。
また、英語に関しては授業時間数が増えて今年が3年目ということと、「歯止め規定」の撤廃によることで難化が予想され、他の都道府県では難化傾向にある中、新潟県の長文問題では変化していないことから今後の大きな変化が予想されるとのことでした。2014年度入試でリスニングが難化傾向へと変化しているため、そのことを踏まえた指導を春から行っていますし、長文対策も昨年度よりも早いうちから行っていますが、もう一歩踏み込んだ指導を行っていかなければいけないと思いました。
この勉強会では、各教科に関して他の都道府県での出題内容と正答率などの情報を多く知ること出来ましたので、今後その内容を踏まえて中3だけでなく中1・2、小学生の指導内容を考え、実際の指導に取り入れていきたいと思います。また、今後のおたより等を通して、保護者の皆様にも今回の勉強会の詳しい内容を情報提供させて頂きたいともいます。
余談ですが・・・
勉強会の内容とは離れるのですが、この勉強会で以前に働いていた塾の後輩に偶然会いました。私たちが退社した後に入社された方たちと一緒だったのですが、驚きました。上越からなので早い時間に出てきていたようです。一緒に働いていた頃も仕事に対して一生懸命だということは知っていましたが、こうして自分の後輩を連れて積極的に取り組んでいる様子を見て改めて私も更に精進して頑張らなければ!と思いました。頑張っている同僚や後輩の姿を見るのは本当に良いものですね。自分自身も『学び続ける気持ち』を大切にして頑張りたいと思います。