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啓新セミナー

[2014年11月21日]

振り返り

今週は天気の良い穏やかな日が続きますね。今日などは窓を閉めて車を運転していると少し汗ばむような陽気でしたね。これからは今日のような天気がだんだんと少なくなりますね。出来れば少しでも多くこんな日がある冬だと良いですね。

18日に上山中のテストが終了し、これで塾生が通う公立中学全ての後期中間テストが終了しました。小針・鳥屋野・黒埼中は1週間早いテスト日程だったので、既に全教科の答案が返却されました。ということで、答案用紙が戻ってきた生徒から毎回行っている「振り返りシート」作成を始めました。毎回のことではあるのですが、中学生には「自分の行動を振り返って次の計画を立てる」というのがなかなか難しい事のようです。

自分が何をやって何をしなかったのか?今回の結果を受け次回テストに向けどのように行動するのか?の2点を各教科に対して書くのですが、多くの生徒が次のテストの対策として、「ワークをしっかりやる」や「教科書をしっかり読む」、「応用問題まで解けるように頑張る」と書きます。記入した用紙をチェックし、このような記述には具体的に書くように指示しています。

「しっかりやるとは何をどれだけするのか」「応用問題を解けるようになるためには何をどれだけ頑張るのか」というように、実際にどのようなことをどれだけやるのかを数値化するように指導します。子どもたちは「ワークを○回する」というような細かい内容を書くことを嫌がります。そのような細かい行動計画を立てることが自分の首を絞めることになるからでしょうね。

「計画」はより具体的に書かなければ実現には至りません。「頑張る」や「しっかり」では曖昧なので結局「やった気になって終わり」となります。1回毎のテストの結果をよく分析し、次への備えを細かく計画することが目標達成のカギとなります。これから上山中の生徒も結果が戻り次第「振り返りシート」作成に取り掛かっていきたいと思います。

今のところ、今回のテストで国語の80点越えを目標にしていた生徒が97点という高得点で目標達成したり、英語で100点を取る生徒もいたりとまずまずの結果ですが、中には伸び悩み教科によっては今までに見たこともないような得点をとり、ショックを受けている生徒もいます。『鉄は熱いうちに打て!』と言いますが、結果が出た今この瞬間がとても大切だと考えています。良かった結果に対しては一緒に大喜びし、悪かった教科に対しては次までの具体的な改善策を提案し、次への一歩をつくっています。どのような結果であれ、まずは「行動」をおこすことが肝心だと思います。次のテストまでは約3ケ月と期間が空きますが、今からしっかり準備をしていきたいと思います。