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啓新セミナー

[2014年11月28日]

『字』がものがたる学習量

11月も終わりを迎えましたが、今日はポカポカ陽気まさに「小春日和」ですね。日中車を運転していると少し汗ばむような天気でしたね。来週からは寒さが厳しくなるようなので風邪をひいたりしないように気をつけたいですね。

今週から授業内で後期中間テストの振り返りのための生徒との2者面談、日中は保護者の方との面談が始まりました。小学生の方には現時点での学習状況、今後の学習課題について、中学生の方には今回の後期中間テストを受けて塾での取り組み状況や今後の学習について、また特に中3生の方には受験について志望校の最終選択・今後の受験対策などをお話しさせてもらっています。保護者の皆様にはお忙しい中お時間を頂きましてありがとうございます。

今週の面談の中で嬉しいことがありました。

この秋に入塾したばかりでちょうど入塾時期がテスト対策が本格化したころだったため、塾の宿題は5教科態勢。宿題の量に驚き初めはのうちは塾の宿題をするのがちょっと大変だったようです。また、宿題だけでなく授業内で毎回行われる英語の単語・教科書本文の小テストも辛かったようです。しかし、宿題を忘れることもなく、小テストも一生懸命取り組んでいました。英語の小テストは慣れないうちはなかなか合格とならず、何度も再テストを繰り返しましたが最近は満点で合格するようにもなりました。今回の中間テストでは目標にはもう一歩というところで達成できませんでしたが、まずまずの結果でした。
そうした結果に対して現時点での学習の弱点と今後の取り組み方についてお話しした中で、私が「入塾時と比べ字が変わった」ということをお話しすると、保護者の方も、「字がきれいになったと思います」と、お子さんの字が変化したことに気付かれていたのです。保護者の方なのでお子さんの字の変化に気付かれるのは当然のことかもしれませんが、テストとなるとどうしてもその得点、結果に目がいきます。しかしその保護者の方は字が変化したことをとても喜ばれていたのです。

定期テストでは当然のことながら、得点はとても大切です。しかし、高得点をだすためにはそこに行きつくまでの取り組みが必要です。特に英語では文字の書き方を見ると、どれぐらい英語の勉強をしてきたかがわかります。アルファベット一文字でもそうですし、一文を書いてもらうだけでもそれまできちんと勉強してきているかどうかが「字」にでます。英語が苦手ということで入塾されたのですが、一つ一つの文字、文を見ると、それまで英語の取り組みが弱かったことを表していました。その生徒の「字」が変化してきたということは、それだけの勉強をしたという表れです。本人的には英語の得点は少々不満だったようですが、保護者の方に字の変化に気づいてもらい、「頑張ったと思う」と言われて生徒も嬉しそうでした。

英語の学習は一段一段を積み重ねる階段学習です。最初の一段を飛ばしたり疎かにした状態では得点を取ることは出来ません。その生徒が目標とする得点を取るまでにはまだまだ取り返さなければならないことがいくつかありますが、今着実に一歩ずつ進んでいます。少しでも早く取り返して目標に到達できるように、しっかりサポートしていきたいと思います。