[2015年1月16日]
今日は真冬には珍しいくらいの青空が広がり気持ちの良い日ですね。今週の半ばにも春を思わせるような暖かい日がありましたが、これからが冬本番!インフルエンザも大流行しているようなので体には気をつけたいですね。
来月に入ると各中学校で後期期末テストが行われます。早い学校だと2月の1週目に試験です。来週以降は本格的にテストに向けた対策授業が始まり、授業も通常の英・数に加えて理社国の授業を行います。1・2年生ともにどの教科も年度末のテストは範囲がかなり広いので、いつもよりも早め早めの準備をする必要があります。塾生の皆さんは、5教科で宿題が出ていますが1つ1つの課題をただ「こなす」やり方ではなく、「身に付く」やり方をすることと、毎回の授業で行う理社の小テスト、英語の単語・本文テストできちんと得点できるように家庭学習を行うことが大切です。小テストで出来ないことは本番のテストでもできません。一つ一つの内容や単語など丁寧に覚えていきましょう。
中3生はいよいよ来週には私立高校の入試がありますね。高校により面接、学力試験と形態が異なりますが、体調を崩さないように気を付け、落ち着いて取り組めば大丈夫です!合格するだけのことは今までしっかり取り組んできたのですから自信を持って臨んでください。公立高校の入試までも残り2ヶ月をきりました。今はとにかく第1志望校合格に向けて、ひたすら勉強するのみです。最後まで一緒に頑張りましょうね。
最近、中学生の授業をしていると質問の仕方が良くなってきている子が増えていることを感じます。「質問」には良い質問と悪い質問があります。良い質問とは、問題に対して自分なりに考え、出来る所まででも良いので自分なりの答えを導いたうえで解答とどこが違うかを見つけ出し、その上でどこまでわかってどこからわからないか?を明らかにして質問するものです。反対に悪い質問とは、「全くわからない」といって全てを投げ出して質問することです。
塾なので「わからない」といって質問することは勿論OKですが、全てを丸投げ状態で質問するのはよくありません。「質問」は「学習に対する姿勢」を表していると思います。丸投げ状態で質問する子は、最初から説明をしても「受け身」の学習となっているため理解できないというより、理解しようとしていないことが多くあります。その問題、単元を前向きに理解しようとしている子は必ず質問の中に「自分なりの考え」を入れて聞いてきます。だからこそ、説明された内容の理解も早いですし、定着しやすくなります。
昨日も中2の数学の証明問題で、手も足も出ないような問題に直面した生徒に模範解答を写させたところ、その後で「ここまではわかったけど、ここの式の意味が分からない」と質問してきました。このような質問の仕方だと、当然ながら説明する時間も短く済むため再度、類題を解かせる時間ができます。何よりも途中まででも自分なりにその証明問題を理解しようと努力しているため、説明しても理解が早く、類題を解かせてもバッチリできるようになります。実際にその生徒も類題はバッチリでした。
子どもたちの成長は得点だけに現れるものではなく、質問の仕方にも現れます。このような姿勢の生徒が増えてきている事に彼らの成長を感じ、嬉しく思う今日この頃です。