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啓新セミナー

[2015年2月16日]

タイムラグ

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日の日曜日は、10:00〜15:25まで『期末テスト直前対策講座』を行いました。
テスト前日ということもあり、みんないつも以上?に集中して取り組んでいました。
がんばった成果が出るといいですね。
この時期はどこの塾も同じだと思うのですが、テスト対策に、入試対策、新年度生の受け入れ準備と、休みがほとんどありません。
保護者様からは「休みがなくて大丈夫ですか?」と聞かれるのですが、人から「やれ!」と言われてやっているのではなく、自分で考えてやっているので、まったく疲れを感じません。
(疲れを感じないというのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・・)
人間、好きでやっていることは楽しいので、苦にならないものですね。


新しい年になって、『変わってきた』小学生が増えています。
・国語の時間になると眠くなる子が、手を休めることなく問題を解き続けるようになった。
 ・時間になったらすぐに後片付けをしていた子が、終了時間が過ぎてもきりの良いところまで終わらせるようになった。
 ・国語の記述問題を最初からあきらめて書かなかった子が、きちんと書くようになった。
 ・算数の途中式を書くのをめんどくさがっていた子が、私に言われる前に計算用紙を取りに行くようになった。
 ・算数の問題を1題解くのに何分もかかっていた子が、隣のお友だちと競って解くようになった。
 ・・・・

何がきっかけだったのかははっきりしないのですが、でも、変わってくれることはすごくうれしいことですね。
しかし、こういう話をお家の方にしても、お家の方はなかなかピンときません。
お家の方はお子様と毎日接していますので、変化に気付きにくいということもありますし、何よりもテストの点数にあまり反映されていないということがあるのだと思います。
残念ながら、何か『変わってきた』からといって、すぐに点数には結びつきません。
必ず『タイムラグ』があるのです。
しかもその『タイムラグ』は子供によっても違います。
すぐに結果が出る子もいれば、1か月後、半年後、1年後に結果が出る子もいます。
小学生は純粋で幼いですので、良い方に『変化』しやすいのですが、幼い分だけ、すぐもとに戻ったり、悪い方に『変化』したりすることもあるのです。
(今まで読書が好きだった子が、ゲームばかりやるようになった・・・ なんていうのはまさに悪い方の『変化』ですね。)
ですから、1回変わっても、それが長続きしなければ、なかなか点数に結びつかないのです。
しかし、1回でも点数に結びついてしまえば、それが自信になり、「次もがんばろう!」という気持ちになって、あとは自分で工夫して勉強するようになります。
『変わってきた』お子様が長続きするように、指導し、見守るのが我々の役目ですね。