[2015年3月20日]
春らしい日が続きますね。今週は暖かい日が続き、ようやく春が来たなぁ〜と実感する毎日でした。天気予報では来週始めに雪マークが出ていますが『暑さ寒さも彼岸まで』、先週のような雪にはならないだろうと思っているのですが・・・(^_^;)。3月ももう下旬、今度は桜の開花が楽しみですね。
塾では明日から「春期講習」です。今年度のまとめと新年度の準備をします。2週間という短い期間ではありますが、新学年に更なるステップアップを目指し頑張りたいと思います。
先月末から行っていた個別面談が終了しました。年度末のお忙しい中、保護者の皆様にはお時間を頂きましてありがとうございました。今回の面談でお聞かせいただきましたことを今後の指導に活かしていきたいと思います。
面談させて頂いた中で、ある保護者の方から「うちの子は毎回『うたこ先生にほめられた』と塾から帰ると言うのですが、どんなところをほめているのですか?」と尋ねられました。毎週毎週お子さんがほめられたと話すのが何に対してなのか気になったご様子でした。
その生徒さんの授業で使用している教材や宿題用のテキスト、小テスト用紙などをお見せして、私がほめているのは決してお子さんに対して「太鼓持ち」的にほめているのではなく、毎週の「ほめポイント」が必ずあるということをご説明させて頂きました。保護者の方もお子さんの取り組んだ様子を確認されて納得されたご様子でした。
このお話は私にとって非常に印象に残るお話でした。毎回の授業では、確かにそれぞれの生徒に対して「今日のほめポイントはどこかな?」と思い生徒の様子や取り組みを見るように気を配っています。しかし、そうした声掛けを嬉しく思ってくれていたことを聞き、私の方がとても嬉しく思いました。
どの生徒も塾に来るのが、もしくは勉強するのが楽しくてたまらない!!なんて様子ではありませんが、環境的にこじんまりした教室であるからか私がおっかないからかは分かりませんが、授業中はどの子も一生懸命取り組んでいます。なので「ほめポイント」は結構いっぱいあります。また、啓新セミナーの授業時間は長く135分あります。少なくとも135分の授業時間の中で1つも「良い所がない」なんてことはありません。字の書き方が良くなったり、いつもより姿勢が良かったり、小テストの結果が良くなったりと些細なことでも何かしらの良いところ、前回より成長している所があります。まだまだ小中学生なので、毎回毎回常に右肩上がりの成長というような状態ではなく、良くなったり元に戻ったりを繰り返しますが、それでも「ほめポイント」はあります。
以前勤めていた塾の塾長先生に「背中に目を持て」と言われたことがあります。集団の黒板を使うスタイルの授業でしたので、どうしても生徒に背を向ける時間が出来てしまします。そうして背を向けている時でさえも子どもたちの様子を敏感に感じることが大切であり、いわんやそうでない時に子どもの様子を感じとるのは当たり前のことだということを教えていただきました。塾講師たる者敏感なアンテナを持てということですね。実際にその先生は背中に目がついているかの様な指導をされていました。
私たち塾の講師の本分は指導することですが、指導した内容がより定着させられるように子どもたちの様子をよく見て、その状況にあわせ声を掛けるというのも大切な事だと思います。これからも精一杯アンテナを広げ、毎回の授業だけでなく子どもたちのテキスト、ノートなどを通して彼らの様子を感じとり1つでも多くの「ほめポイント」を探していきたいと思いました。