[2015年4月10日]
ようやく暖かくなったと思っていたら、今週は寒い日が多いですね。昨日は少しお天気が回復したので午前中、親子3人で桜を見てきました。ちょうど見頃を迎えていてとてもきれいでした。今週末あたりはお花見にちょうど良いでしょうね。日曜日は晴れるようなので皆さんもお出かけになられてはいかがですか?
さて、小中学校では新年度の授業が始まりました。啓新セミナーの新年度は先週から始まっているので授業開始から間もなく2週間、新中1生や新入塾生も少しずつ新しい環境に慣れてきたようです。ここからは部活動も忙しくなる時期です。学校生活・部活・塾と両立していくのが大変かと思いますが、一緒に頑張っていきましょうね。
まだ学校が始まったばかりですが、中学生は2カ月後には今年度最初の定期テストとなります。中学生にとって定期テストは、それまで学習した単元の理解度をはかるとても大切なものです。また、高校入試においてもこの定期テストや日常の授業態度、提出物などを評価した「内申」が重要な要素となってきます。普段の授業を大切にするのはもちろんのこと、やはり定期テスト対策はしっかりしておくことが肝心です。「内申点」を上げるためだけでなく、一つ一つの単元を確実に定着させていくことが最大の入試対策になるからです。
先日新中3生に行った模擬試験の結果が返ってきました。問題内容はそれほど複雑なものではなく、基本的な内容ばかりでしたがやはり定期テストの対策を十分に行って各テストに臨んできた生徒と、テスト前に慌てて勉強したり十分にテスト勉強をしなかったりした生徒では特に理科・社会の結果に大きく差が出ました。単元によっては殆ど解答が書けないこともあり当然のことながら得点は低くなります。
また、普段の授業時から漢字・英単語・英語本文の練習をきちんとしている生徒は漢字は満点もしくは満点に近い点数であったり英作文もほぼ完ぺきな状態であるのに対して、何度も小テストを追試している生徒では国語の書き取りだけでなく理科や社会、英語の記述問題での漢字ミスや単純なスペルミスが多く国語・英語の得点だけでなくその他の教科でもいくつか×となり結果的に得点が伸びないという状態でした。
高校入試に向けての勉強のスタートは中3生になって始まるものではありません。以前のブログにも書きましたが、高校入試は中学3年間の学習の結果ではなく、小・中合わせて9年間の学習の成果をはかるものだからです。小学生の時分に漢字の練習をしっかりできない生徒は中学に入ってからいきなり漢字や英単語の練習ができるようにはなりません。数学だけでなく理科の計算問題では小学算数の割合や単量あたりの大きさの計算ができなければできない問題が多くあります。
小学生の学習と中学生の学習は分断されたものではなく、小学生の学習の上に中学生の学習が積み重なっています。また、学習習慣においても小学時代の学習習慣は中学に行ってそれほど大きく変わるものではありません。ということは、中学3年の受験学年を迎えたから急に学習姿勢は変わらないということです。
学習の成果は日々の積み重ねの結果です。新しい年度が始まった今、中学生だけでなく小学生も改めて学習の取り組み方を見直し、日々の学習を大切にしてもらいたいと思います。